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 赤ゾレ山
山行日 2008年3月29日
地域 北部台高
標高 1300m
天候 曇り
コースタイム 鳴滝展望箇所10:10---地蔵谷入り口10:30
---12:20赤ゾレ山山頂13:10---
廃屋の沢13:50---14:20鳴滝展望箇所
←赤ゾレ山山頂から見た国見岳
 日曜はイマイチの天気予報に土曜日の今日、車を東に走らす。いつものことながら行く先は未定だ。東吉野村の木津トンネルを抜けると目の前にこの時期、予期していなかった白い高見山が現れた。時刻は9時を過ぎている。高見トンネルを越えるとすぐさま右折し、高見山同様に樹氷が見られるであろう木梶方面へと、今日の行く先を決めた。
地蔵谷入り口 穏やかな沢
 倒木が整理され、もっと先まで行けるとの情報を得ていたが、不安だったので鳴滝が見える路肩の広い場所に車を置く。しばらく行けば案の定倒木が片付けられ「まだまだ先まで車で来れたなあ」と思いながらも、林道を20分も歩けば、地蔵谷の入り口が右手に見えた。
心地よい沢歩き のどかだ
 今日の行く先は木梶山だと決めていたが、地蔵谷への取り付きを見ると自然と足が進んでしまう。しかしながら今日はコンパスは持ってきているが地図は無い。一瞬躊躇ったものの「迷うようなら引き返したらエエわい」の心境で、地蔵谷への道を進むことにした。
バイケイソウの奥に雪渓 炭焼き跡が数箇所ある
 沢を渡ると倒木の海を泳ぐように進まなければならない。そして次に出迎えてくれるのは鹿の頭蓋骨。沢に下り立ち、苔むした岩の上を滑らないように進むと、二股になった。コンパスで確認して左に進むと、昨日今日出たばかりと思われる、みずみずしい緑のバイケイソウがあちこちに見られる。横にある中が緑で外が紫の葉は、これまた地面から出たばかりのハシリドコロか?ここにきて初めて春の息吹を感じる。
ブナ林 傾斜が強まる
 後ろに高見山が見え始め、木梶山も左後方に望まれるとまたも沢が二股になる。ここもコンパスを頼りに左に進むと徐々に残雪が多くなる。小滝を見た後は、ついに沢を詰めたのか水もなくなり、傾斜が増すといよいよ沢の源頭部だ。急な蟻地獄状態で到底進めそうも無く、歩き易すそうな右の斜面に移動する。立派なブナの木が林立する素晴らしい景色だが、急な斜面は滑るのなんの。手が汚れるのもかまわず両手をついて駆け登ると、ドンピシャで赤ゾレ山山頂にでた。
源頭部 赤ゾレ山頂に出た
 無人の山頂からは霧氷を戴いた薊岳や明神方面や国見山が綺麗だ。風を避けて少し赤ゾレ池方面に下り、温かい雑炊の昼食を取った。
山頂から見た伊勢辻山 同じく薊岳
 下山は尾根道を進むことにする。高見山を正面に、木梶山を右前方に見ながらのブナとヒメシャラの下を歩く道は、私が一番好きな箇所。おまけにシャクナゲまである。
木梶山を見る ヒメシャラとブナの間の下山道
 沢が近づくと尾根が広くなるので気をつけなければならない。つぶれた廃屋を見ると沢に出る。ここで私はドロドロのスパッツを外し、同じく汚れた靴と一緒に沢の水で洗う。

GPSの軌跡ではありません
つぶれた廃屋 ルート図(↑クリック)
 沢を渡るとなんとここまで車で来れるのか、大阪ナンバーの車が一台駐車してあった。春の沢を左に見ながら車に戻れば、まだ時刻は14時20分。高見山杉谷登山口で空腹を満たし、同じく平野で温泉に入って大満足で帰宅しましたとさ。
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