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北尾根ルートで薊 岳

山行日 2005年1月22日
地域 台高
標高 1406m
天候 快晴
コースタイム 大又魚留橋9:30---大鏡池からのルート合流点11:45---
12:15薊岳山頂12:30---12:40(昼食休憩)13:40---15:10大又魚留橋

ルート図 地図

 なにげなく地図を見ていて思った。

薊岳へ登るのは大又の笹野神社・明神平・木ノ実ヤ塚から登るのが一般的だが、北からでも直登できるではないかと。そんな訳で遅い時間であったが我が家を8時半に車で出て東吉野へと向かった。

この吊り橋を渡ったものの登山道は無い テープはない

 笹野神社のある大又集落を過ぎて、七滝八壷を越えた辺りから地図とにらめっこしながら登山ルートを探す。「この尾根だ」と思った箇所には登山道は無かった。そこで路肩に車を停めた後少し歩いて戻ることにした。確かそこには吊り橋があったはず。この橋を渡って尾根に取り付くことにした。しかし渡ったものの明確な登山道はない。それどころか、尾根に取り付くには急な崖がじゃまをしていて、いきなり危険な状態だ。安全なところを探し、大きく西に迂回して急斜面を滑落しないように注意して必死で登る。

 時間にしてたったの20分であるが、いきなりの急登は辛い。両手を使って体を引き上げるものの、たった60m〜70mの高度を稼ぐのがこんなに苦しいものなのかと思う。後方では途中で見た、山から切り出した材木を土場まで運ぶヘリの音が間断なく聞こえてくる。左手、雪で真っ白で綺麗な明神平方面が望める。今日は好天でもあるので、沢山の登山者でにぎわっていることだろう。

続く急登 ヤセ尾根となった

 932mポイントに近づくにつれ伐採した樹木が多くなる。後方には真っ白に輝く伊勢辻山から明神平へ続くスカイラインが綺麗だ。不思議にも私が進もうと思うルートの通り、先に歩いたのか、キツネ(?)の足跡がある。アイゼンは要らないものの、そろそろスパッツを着けなければ靴の中に雪が入るようになる。休憩したその先に真っ青な青空の元、金剛・葛城の山が広がっていた。

 徐々に雪は深くなってくる。おまけに気温が低く、右から強風が容赦なく吹き付けるので寒い。そのせいか足元の雪はしっかり締まり、靴はそれほど沈まない。しかしその風は冷たくて耳がちぎれそうだ。耳当てを使用するものの今度は頬が痛い。そこでタオルでマスクをする。おまけに延々、斜度30度を越えると思える急登が続く。霧氷も多くなり一層急な登りになると、まもなく大又の笹野神社(大鏡池)からの尾根道に近いのが分かる。

霧氷が多くなると大又からの道と合流 薊岳山頂が見えた

 登山開始後2時間15分して、やっと見覚えのあるルートに出た。目の前には薊岳山頂が望める。今日はまだ笹野神社からの登山者はいないのか、ここから先もトレースが全くない。痩せた尾根にある薊岳雌岳を慎重に通過し、深い雪の急な登りをこなせば直ぐに薊岳山頂に到着だ。明神方面からの古いトレースはあったものの山頂はだれもいない。快晴の青空の中360度の展望を楽しむ。

 やはり風は冷たいので、15分程の滞在の後下山しようとした頃になって、笹野神社から単独の登山者が到着した。これから明神平に向かう彼と挨拶してすぐに下山。途中風を避けて暖かい日差しのある、白鬚岳や大台ケ原や和佐又山の見える箇所でゆっくり昼食を取り持参のスコッチを飲む。

山頂から国見山と水無山を見る 降り立ったところはこんな場所

 2時間45分もかけて登ったルートだが、やはり下山は早い。忠実に往路をたどるものの、最後の箇所が怖かったので、慎重に沢に降り立つ場所を探す。往路とは逆に、東に安全なルートを見つけて降り立った箇所が画像の場所。靴を濡らさずに沢を越えるのに苦労したが、なんと1時間40分で下山。これからはこのルートで薊岳へ・・・・・・・・と思ったが、ここは急な登りが続き、苦しいことこの上ない。お勧めするには少々難があるようだ。
 


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