↑クリックするとホームへ


(奥駈道の核心部)
橡の鼻と釈迦ケ岳
山行日 2006年7月16日
地域 大峰
標高 1799.6m
天候 晴れ
コースタイム 登山口9:35---釈迦ケ岳11:30---12:40橡の鼻---
12:45両部分け---釈迦ケ岳14:30---15:44登山口

ルート 地図
十津川村旭口から旭貯水池を通り、釈迦ケ岳の峠登山口まで車で行く。すでに10台余りの車が停まっていた。

歩き始めるとやがて目の前に釈迦ケ岳が姿を現す。
千丈平は枯れかけて葉先が黒くなったバイケイソウばかりだ。しかしよく見るとまだ花が残っているのもある。

左からの風が涼しく、あまり汗をかかない。
釈迦ケ岳山頂のお釈迦様は傾いていて、そのままにしておくと、まっ釈迦さま(?)に落ちてしまうとか。確かに右の方にコケそうだ。
山頂から北へ下る。山頂にいた登山者は後ろから「行けるんですか?危険なんじゃないですか?」と私に声をかけた。

正面に孔雀岳その左奥は仏生ケ岳。右には五百羅漢の奇岩が見える。
深く切れ込み、雪渓のように白く見える谷は宇無川支流の釈迦谷だ。七面山南壁の岩場が黒く見え、あけぼの平や槍の尾もしっかり分かる。

山頂直下で今朝5時に弥山小屋を発って来たという三人組とすれ違った(11:45)。今日は前鬼で泊まるとのこと。
この碑伝(行者札)のある場所が第41番目の靡(行場あるいは休憩所)の空鉢岳なのだろうか?

ちなみにこの場所、往路で確認したが復路では見落とした。
巨岩「鉄鉢岩」の東側を通る。傍らには行者さんの忘れ物か?錫杖が1本立てかけてあった。

それにしても「鉄鉢岩」は大きい。まるで巨大な船のように思える。
(振り向いて撮影)
「鉄鉢岩」の上部を見る。ちょうどその上からは釈迦ケ岳の姿が見え出す。
(同)
釈迦ケ岳は北からから見た山容が一番すばらしい。
奇岩の先に、左から七面山・楊枝ケ森(後ろに八剣山)・仏生ケ岳ガ見える。明星ケ岳・八剣山・弥山の山頂部には雨雲がかかっていた。
少し先から同じく、七面山・楊枝の森・八剣山を見る。

目の前の奇岩と垂直に切れ落ちた岩場を見ると、まさに大峰の最深部にいる感がする。
橡(エン)の鼻にある蔵王権現。

多くの碑伝が寝かせてある横で、まだ真新しい一つが像の右に立てかけてあった。
岩を背にして寂しそうな蔵王権現だが、その視線の先には名だたる大峰の名峰達がある。

権現様に日頃の不信心を謝る。
「ごんげんなさい」と f(^^;)
仏生ケ岳はまだまだ遠いものの、孔雀岳(右)が目の前に迫る。

東には前鬼付近の池原ダムの湖面も見えた。
突然大地が裂けたような場所が現れる。

ここは奥駈道を胎蔵界と金剛界の南北に分けるといわれている「両峰分け」だ。
その「両峰分け」を上から見る。右には鎖がついている。

この他にも杖捨て・馬の背・貝ズリ・小尻返し、などと名付けられた箇所があると聞く。しかも春にはこれらの岩場では、可憐なオオミネコザクラが咲くとの情報もある。

是非何度も訪れたいものだ。
 

所属する囲炉裏へ ↑クリックするとホームへ

















SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送