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学能堂山(岳の洞)
標高 1021.5m
地域 曽爾・御杖
山行日 2004年10月17日
天候 快晴
メンバー 3名
コースタイム 杉平登山口9:10---10:50学能堂山頂11:20---白土山11:50---
12:10コスマ峠12:45---神末上町集落13:30---15:00杉平登山口

地図はこちら

まもなく山頂
快晴が約束されたこの日、ススキの山頂から展望を楽しもうと久しぶりに学能堂山を目指した。近鉄大阪線榛原駅に8時に3人が集合して、車は東へ向かう。曽爾高原方面へでも向かうのだろうか、前後に車の数が多いように思う。

屏風岩や鎧岳・兜岩、古後山、倶留尊山、三峰山に大洞山と、曽爾の有名な山々を左右の車窓から眺めながら車は三重県に入った。杉平という集落に入ると記憶にある三叉路が現れここで右折する。栄昌寺という、墓地がなければおよそお寺と分からない寺院を沢向こうに見る車道に車を置く。準備を整え出発すると直ぐに未舗装の道になった。沢を左手に見て進むと後方には大きな大洞山が望め、思わず立ち止まって眺める。沢にかかる橋を渡るとすぐ左手に学能堂登山口と書かれた小さな看板が目に付いた。なおも進むと思わず見落としてしまいそうな小さな表示を右手に発見。ボーっとしていたら絶対見逃していたに違いない。
ススキの山頂

歩き始めて40分で、林道終点のすこし広い場所に出た。そのまままっすぐ進むと、それまで近くにあった沢と離れ途端に静かになる。良く手入れされた杉林の道になったが登山道は徐々に急になり、あまり大汗はかかないものの息も絶え絶えになる。10時30分、やっと尾根にでて左へと進めば山頂が始めて見える。ここからは平坦な道で周囲は自然林となり喜んだのもつかのま、右手には鹿よけネットが現れた。
山頂から倶留尊山を見る

又急な登りになり、それをこなすと突然ススキの野原に飛び出す。しかしなんとそこが山頂だった。ススキの穂の先には局・栗の木・修験業・三峰・高見・住塚・国見・鎧・兜・古光・倶留尊・尼・大洞と、360度の展望が広がっていて大満足だ。見上げると真っ青な空には刷毛で掃いたような雲があった。

山頂には先着の男性が一人。この方はピストンで下りるらしい。でも我々は時間も早いのでコスマ峠から神末集落に下り、車道を歩いて車を置いた杉平の集落まで戻ることにする。食事をとらなかったにもかかわらず、その展望のよさについ30分も長居してしまった。
同じく高見山

山頂からの下りはまさに激下り。ススキの穂かネットを掴まなければスリップしそうで怖い。急坂ゆえ足の指が靴の先に当たって痛くて仕方ないのは私だけでなく3人全員のようだ。鞍部に下りきると今度は背丈を越える高さのススキその他のヤブのブッシュとなった。982mのピークへの登りでは道はどこまでも青空へ続くススキ街道のように思える。振り返ると学能堂山が綺麗に見えた。
山頂から南へ下りながら見た白土山(982mピーク)とコスマ峠方面、
奥に高見山

このピークを過ぎたところでちょうど下のほうからお昼のサイレンの音が聞こえてきた。その正午を10分程過ぎた頃にコスマ峠に到着。ここで30分あまりかけて昼食をとった。これより右に折れて神末の集落へ向けて下る。右に水量の多い沢を見て歩くと黄色い花のオタカラコウや紫色のハガクレツリフネの花があちこちに咲く林道に出る。

神末上町と書かれたバス停では敷津方面へ向かう村営のバスが来るまでまだ1時間もあったので、のどかな村をトボトボ歩いて北へ向かう。真っ青な空の下、行く手には倶留尊(クロソ)山が見える。後は三峰山だ。車道の横には清流の名張川が流れていて、魚が豊富なのかトンビが川から真っ青な空に飛び立った。
振り返って学能堂を見る

敷津集落手前からは伊勢本街道を歩いて杉平の村へと向かった。切り通しの道は山より花が豊富でカワラナデシコやツリガネニンジンやリンドウが綺麗に咲いている。大洞山が左手大きく近づくと最近、敷津集落に出来た温泉施設の名前にもなっている姫石(ひめし)明神が現れる。ここからは本当に伊勢本街道?と疑いたくなるような、工事中のショベルカーの横を通ったりあぜ道を歩いたり民家の軒先を通ったりして、やっと車を置いた杉平集落に到着した。

帰途その入浴施設「姫石の湯」で汗を流して帰ろうかとも思ったが、駐車する車の台数から、中は混雑しているのが目に見えている。仕方なく横の売店で売るダイモンジソウの可憐な花を見るだけにして、今日は帰宅することにした。
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