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360度の大展望学能堂山



標高 1021.5m
地域 赤目・倶留尊高原
山行日 2005年4月24日
天候 快晴
コースタイム 杉平登山口10:15---12:00学能堂 山頂13:00---14:20神末上村下山口

360度の大展望を楽しもうと所属山岳会に募ったところ、8人が同行してくれることになった。この山は展 望がすべて。天気だけが気がかりだったが、幸いにも今日は好天に恵まれた。おかげで素晴らしい景色にめぐり合うことができ本当に素晴らしい一日だった。

榛原駅に8時30分に集合し、3台の車に分乗して御杖村に向かう。学能堂山の北にある杉平集落でメンバーを下ろしてから、車を下山地(学能堂山西)に予定 している神末上村から林道を少し東に入った所へデポしに走った。
(大 洞山を背に登り始める)

10時も過ぎて遅い出発だが今日は急ぐ必要もない。栄昌寺の横からのんびりと林道を進むと、お婆さんが大洞山を望む道端に座っている。挨拶を交わしてから 「何を見てるの?」と聞けば、自分の息子の、まもなく始まる田植えに向けての準備作業の状況を見ているとのこと。自分が何十年も営々と続けてきた農作業を 息子の 代に譲っても、気がかりで仕方なく、遠くでそっと眺めている姿がいじらしかった。

さて登山道で気にかかるのが、ところどころに吊るされた山の案内板だ。わが山岳会と同じ名前が書かれている。ウチの会では絶対会の名を書いた山名板や案内 板など掲げないのにこれでは間違われてしまう。少し残念な気持ちになる9名だ。
(山頂集合写 真)

ミヤマカタバミの咲く急な山道を皆でワイワイ言いながら進む。休憩中も話がはずむのでついついそれが長くなってしまうようだ。膝痛でしばらく山か ら遠ざかっていたが、今日が久しぶりの参加になるOKさんは、相変わらず愉快で私と同じようなつまらないギャクをかます。年齢は私より一つ上だが話術は最 高だ。しかし今日明日にでも2人目の孫さんができそうとのこと で、のんびり山に登ってはおられないのにここに来たという。本当に山が好きなんだ。

尾根に出るとそれまでの杉林の中の道から、涼しい風が吹く快適な道になる。のどかな春山気分が漂う自然林の間からは大きな大洞山も眺められる。空き缶の吊 るされたネットを右に見ると山頂は近い。そしてちょうど正午の時間になって、誰もいない山頂に到着した。
(山 頂から高見山)

ここで1時間の休憩を宣言する。長めの休憩は360度の大展望を楽しんでほしいためだ。快晴で日陰がない山頂は日焼けの心配があるがそんなことは お構いなして、メンバー全員がそれぞれが違う方向を見ながら展望を楽しんでいる。

ひときは目を引く山が二つある。尖った山容の高見山と局ケ岳の姿は素晴らしい。私にとってはネット仲間が、先週先々週と高見山から三峰山、そして局ケ岳か ら三峰山と2回に分けて縦走した報告を聞いたばかりなので、ここから手に取るように見えるアップダウンの続く長い尾根にどうしても目がゆく。
(山 頂から局ケ岳)

前回ここに来たときも、見えていたはずなのに名前も知らないため分からなかった、堀坂山や白猪山は今日はどれかはっきりと分かる。伊勢湾も望める景色のよ さに1時間があっという間に過ぎた。下山はコスマ峠へ向かう。山頂から急坂を下るとコバイケイソウの道となる。振り返ればついさっきまでいた学能堂山が迫 力ある姿が望めた。

先頭を行くサブリーダーから、ルートが違うのでわずか数メートルであるがバックしろとの指令が出た。左右にテープがあって無意識に歩いていれば間違うよう だ。コスマ峠で小休止してから山桜咲く林道を歩く。まもなく車を置いた場所に到着するという場所になって、白く可憐なニリンソウの花が別れを惜しむように 道端に咲いていた。

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