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八方尾根スキー場のゴンドラはハイシーズンを過ぎて、今日から7時が始発になったようでした。 盛りを過ぎたとはいえシモツケソウやツリガネニンジンやカライトソウやミヤマシャジンを楽しみながら第二ケルン・第三ケルンと進めばやがて八方池です。ここでは多くのハイカーが休憩していましたが、丸山ケルンまでくるとハイカーが減り登山者が多くなります。 この八方尾根から眺める白馬三山と不帰のキレットの展望はすばらしいの一言です。この眺めは感動ものでした。 途中出会った大きなカメラを下げた方はこの花を撮るのが目的だと言っていましたがなるほど、綺麗なタカネマツムシソウがあちこちに咲いています。 標高2500Mを超え落石の多そうな斜面を回り込むと突然、目の前に剱岳の姿が見えます。そこが唐松頂上山荘が建つ場所で、その小屋の先に唐松岳が望めます。軽い食事の後、いよいよ五竜岳へ向かおうとすると、無線機を片手に小屋の人が寄ってきて「さっき鹿島槍付近で滑落事故があったので気をつけて」と注意してくれました。 前回このコースを歩いてからもう9年が経ちました。岩場があって危険だった印象があったのですが、それも大黒岳周辺だけで後は後ろに唐松岳、前に五竜岳を見ながらの快適な尾根歩きでした。 五竜山荘に到着し宿泊手続きをした後、五竜岳山頂を目指します。明日早朝から登頂しても良かったのですが、先日から風邪気味なのと膝の調子が芳しくなく、明日下る遠見尾根の長丁場を考え、今日片付けることにします。 2時を過ぎるとさすがにガスも多くなってきました。展望もないせいか登山者は数人というさびしい山頂に立って、見えぬ鹿島槍の姿を勝手に想像していました。 |
昨夜は宮崎からツアーで来たという団体さんと外のベンチで盛り上がりました。なんでも費用十数万円で「八方尾根〜唐松岳〜五竜岳〜鹿島槍ケ岳〜針ノ木岳〜針ノ木雪渓」というコースを歩くのだそうです。 昨日と違って今朝の五竜岳は雲一片も無く、大展望を楽しめそうです。一度山頂へ向いた足でしたが、右膝に感じる痛みにダブルストックを使ってゆっくりと下山します。 足元に咲く一輪のウサギギクの可愛さに思わず立ち止まってしまいました。なぜこんなに可愛いいのかな?と考えるとどうも視野の奥にゴツゴツした岩山、あの五竜岳があるからのようです。 そんなゴツゴツしていて無骨で雄大で存在感のある山、五竜岳は私の大好きな山の一つです。その無骨な山を背に遠見尾根を下ると、右手色付きはじめたナナカマドやダケカンバの向こうで、五竜岳と違い端正な双耳峰の姿の鹿島槍ケ岳の姿がありました。 |
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