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行者還岳と
クサタチバナ
山行日 2008年6月7日(土)
地域 大峰
標高 1546m
天候 晴れ
コースタイム 行者還トンネル西口9:35
奥駈道出合10:20
行者還小屋11:30
12:00行者還岳12:20
行者還小屋12:45
奥駈出合13:45
行者還トンネル西口14:20

 明日の日曜は雨の予報に、遅い自宅出発だったがクサタチバナの咲く奥駈道を歩きたくて、行者還トンネル西口から行者還岳へと向かった。
トンネル西口の駐車場を見下ろす 弥山は後ろに見える
 その行者還岳か、はたまた弥山か、トンネル西口駐車場は車で満杯状態だ。なんとかスペースを見つけて駐車。トンネル横の急斜面を登る。いきなりオバサンが降りてきて驚く。
「もう降りて来たんですか?エライ早いですね」と言うと、そのおばさん。
「こんなきつい急な坂、危ないから途中で下りてきましてん」と。
それもそのはず、ずーとお尻を地面に着けたまま下って行ったようだった。
奥駈道に出たところにある木 ブナの林がきれい
 男性4人組を追い越し、鉄山や弥山を背後に見て45分の急登をこなせば、やっと奥駈道に出る。真横に伸びた大きな木にもたれ休憩していると、右手(弥山方向)からやってきた5〜6名の登山者が賑やかに通り過ぎて行った。
鉄山を見る 残っていたシロヤシオ
 ここからは快適な尾根歩きだ。後方から左方向に代わった鉄山・弥山を木々越しに見ながら、落ちたシロヤシオの花びらを踏んで進む。上をみればまだそのシロヤシオの花が残っていて充分楽しめる。その花と共にある5枚の葉っぱも中々可愛くて立ち止まらずにはいられない。
ヒメレンゲ クサタチバナ1
 ヒメレンゲの花を見るようになると、付近には花は終わってしまったものの多くのヤマシャクヤクの葉も見つかる。この辺りはヤマシャクヤクの群生地のようだ。一般的に険しい奥駈道という印象があるが、この水平道は花畑の道でもある。
同2 同3
 ちょっとした坂道を登ると、右手に初めて数株のクサタチバナを見る。
「ええっ?まだ咲いてないやん」
しまった1週間ほど早いようだ。落胆の声は後ろの団体さんからも聞こえてくる。それでも先を行く私がいくらか咲いている場所を探し出し団体さんに教える。
フラットな尾根歩き 登山道に咲くサラサドウダン
 最初の激登りでは汗びっしょりになったが、この尾根歩きでは涼しくて快適だ。可愛いサラサドウダンの花を愛でていると、行者還岳のピークが一層近くなった。そしてその右奥には独特な山容の大普賢岳だ。和佐又山がほんの近くに見える関電鉄塔跡地の広場を過ぎると、直ぐに沢山の登山者が休憩する行者還小屋に到着した。
行者還岳の右奥に大普賢岳 小屋の奥に行者還岳
 休憩せずに小屋横を通り山頂へと向かう。この付近ではすれ違う人が結構多く、やはりオオヤマレンゲにはまだ早い弥山より、クサタチバナ咲くこの行者還岳に人気の軍配が挙がるのではと勝手に想像する。
碑伝のある岩 梯子の急登
 碑伝のある遥拝所を見て水場を過ぎると急な梯子が現れる。滑らないように注意して尾根に出ると左に折れる。ここからは大普賢岳や稲村ケ岳やバリゴヤノ頭が本当に近くに見える。僅かに残るシャクナゲの花を撮っている人を追い越し、ちょうど正午に山頂に到着だ。
まもなく山頂 山頂
 ピークの南にある絶壁から新緑に包まれた行者還小屋を見下ろした後は、弥山・八経ケ岳・仏生ケ岳・孔雀岳の展望を楽しむ。まだまだ登山者がやって来ると予測されるので、昼食は奥駈道まで戻り少し七曜岳方向に進んだ場所で取った。
山頂の絶壁から靴の下に小屋を見る 山頂から見た弥山
 ピストンで下山したトンネル西口や大川口には、下山してくる登山者を待つ観光バスが駐車していたり、また川迫川横の道では送迎に向かうタクシーと何台も対行した。今日、梅雨の間隙をぬって快適な山歩きを楽しんだ人は結構多いようだった。
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