山行日 | 2006年8月6日 |
地域 | 大峰 |
標高 | 1915m |
天候 | 快晴 |
コースタイム | 白川八丁入り口7:00---9:15栃尾辻出合い---9:15高崎横手--- 10:05明星ケ岳分岐----10:15八剣山11:00---11:10弥山水場--- 12:20狼平12:40---14:45白川八丁入り口 |
大淀町のコンビニで弁当を買って天川村へ車を走らせる。熊渡の橋を渡って未舗装の道を走る頃になって、ようやく朝もやが晴れてきた。好天の予想に心がはやる。一番暑い時期なので30分歩いては水分補給をすることに決めた。
林道終点に車を置き、杉や桧の樹林帯を登れば、やがてブナの木や巨木の多い自然林となる。味わいのある朽ちて苔むした木々の間を進み、たとえ小さな倒木であっても何度か迂回することを余儀なくされる。
右手下のほうにあって見えなかったカナビキ谷がナメリ谷となって視野に入ると栃尾辻から来た道との合流も近い。大汗をかき休憩する私の横で、ヤマジノホトトギスや淡紫のシモツケソウが咲いていた。
高崎横手から狼平への道をとらず、右折して明星ケ岳への道を進む。足元のあるシダのグリーンが目に鮮やかだ。ここからはなだらかな登りなので暑いだけで苦しくはない。それどころか、右手近くに七面山が見え、その左奥には釈迦ケ岳が望め、八剣谷と弥山が作る大きな谷の向こうには近畿の屋根とも云うべき弥山・八剣山・明星ケ岳が作る箱庭に感動だ。
古かった鹿避けネットが新しく付け替えられてる明星の分岐に到着したが、明星ケ岳はパスして八剣山へと向かう。食事中の先着の人に「男女8人のグループはいませんでしたか?」と聞くと「いいえ」とのこと。昨夜は河原小屋に泊まり、今日はこの山頂に立ってから坪ノ内へ下りるとのことなので、すでに下山途中なのかも知れない。出会いを諦めていたら後ろから聞きなれた声が。なんと八剣谷を詰めてきたのでこんな時間になったそうな。それにしても弥山川をフルコースで歩くなんて。
弥山山頂経由で狼平に下るという仲間と別れ、一人でオオヤマレンゲ保護柵を過ぎたところから弥山谷へと下りる。源流からの水は何度も伏流水になりながらも、やがてあの双門の滝を落ち、川迫川から十津川を経て熊野灘に行くことを思うと感慨深い。八剣谷との合流点では黄色いテントが張ってあった。テントを横目に、少し進むと格好の入浴場所がある。
ザックを下ろし衣類を全部脱いだ私は沢へゆっくり入り、全身を水に浸ける。水は冷たくても至福のひと時だ。頭まで潜った後ゆっくりと泳ぐ。イワナさんごめんなさい。たった数分の水遊びだが、さっぱりした私は狼平で仲間との再会の後、また一人で灼熱の下界へと下りてゆくのだった。 |
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