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 ナメラ山・岩屋口山・桧 塚(台高)
山行日 2006年4月1日
地域 北部台高
標高 1402m
天候 晴れのち曇り
コースタイム 青田発電所8:50---(P=1074)10:45---ナメラ山11:07---
岩屋口山11:47---13:40桧塚14:00---15:10マナコ谷下山口

ルート地図(サムネイル)

 青田集落から桧塚に登ろうとの誘いをもらう。車1台を下山口に当たるマナコ谷の登山口に、置いておくのだそうだ。早速参加の手を上げて、集合地である東吉野村は「みのや温泉」に集合した。

1074mピークへ尾根を登る 中央やや左に目指す桧塚

 青田の発電所前の路肩に車を置いて、目の前の長瀬橋を渡る。右に折れて木屋谷川の右岸を行けば地道になり、まもなく左の尾根に登ってゆく道となる。地形図を見るとこの尾根がトガ尾で、ここを登ったところが1074mのピークとなっている。ここからは尾根伝いに進めば桧塚に出る。簡単なルートだと思ったものの山林管理のための林道が枝分かれしていて少々分かりづらい。分岐では北へ向かうと遠くなるというので、南方面に進めば案の定これが間違いで道は無くなった。鹿よけネットを潜り、滑落しやすい急斜面を必死の思いで左の尾根に向かってよじ登る。

 なんと突然林道にでる。先ほどの分岐を左に進めばここに来るのかどうかは確認できないが、拍子抜けする4人だ。林道終点ではまたもやネットが現れる。この横を進めばやっと赤いテープを見つけることができた。後ろにはいつも見る形のいい姿ではない、左右に大きく伸びた高見山がある。足元は10センチ程の積雪だ。

ナメラ山山頂 高見山を見る

 2時間近くかけてたどり着いた最初のピークは1074m。ここには池杉山と書かれた山名板が架かっていて下には青田集落が望める。ここからは尾根に沿って西へ進めばヒメシャラの木が大きくてすばらしい。先ほどの高見山はもちろん、目の前に目指す桧塚が形よく見えるものの、かなりの距離感があるようだ。

 2時間15分ほど歩いてナメラ山(1183.3m)。ここは記念撮影だけですぐに西へ進めば1114mのピークだ。なんと伐採されていて好展望だ。高見山から三峰山への尾根の向こうには曽爾室生の山々が見える。桧塚の右横には水無山や国見山が見え、高見山へと続く稜線がきれいだ。岩屋口山(1104m)に近づくにつれてそれまで良かった展望が、徐々に遠くの山が見えにくくなる。雨が近いのかも知れない。

尾根 すばらしい森

 大きな岩場を右に巻いて進んだところで、右手遠くからからサイレンの音が聞こえる。時計を見るとちょうど正午だった。これより舟形地形となりブナの巨木が多くなった。突然、雪の中から出ている青いバイケイソウの新芽を見つける。暖かくなって出た新芽なのに2〜3日前の季節外れの積雪で驚いていることだろう。これより新雪で徐々に深くなる。

 1186mピークを過ぎると桧塚がぐっと近づく。メンバーから「腹へった」の声が上がる。13時を過ぎても未だに桧塚に到着していないのだ。雪はワカンこそ要らないものの膝くらいとなる。ブナ林は益々魅力的な景色となり、その奥に今まで歩いてきたルートが望める。結構長い距離を来たように見えたのはガスってきたせいだろうか。

雪も深くなりまもなく山頂 桧塚山頂

 ラッセルしながら急な斜面を登りきると、奥峰から来たトレースはあったものの、そこは無人の桧塚山頂だ。ここまで5時間近くもかかったことになる。しかも風が冷たくて満足に休憩もできない。先に進んで窪地を見つけて食事を取ったものの、わずか20分で出発だ。桧塚奥峰へ行こうとは誰も言わない。右手に、辿ってきた峰々が長く伸びている風景を見ながら、帽子を押さえ鼻水を垂らしながら千秋峰を降りる。植林の林に入るといっきに風はなくなりほっとする。あとは林道まで急降下だ。

桧塚奥峰を見る 千秋峰よりたどってきた尾根を振り返る

 桧塚東尾根は木々の美しさ・展望の良さ・雰囲気と、何をとってもすばらしい尾根だった。途中何箇所か下から登ってくるルートもあるようだと分かったが、ルートや季節を変えて何度か通って見たい尾根だ。

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