ホームへは上をクリックしてください
桧塚・桧塚奥峰

山行日 2005年10月2日
地域 台高
標高 桧塚1402m・桧塚奥峰1420m
天候 晴れのち曇り
コースタイム 青田7:25---マナコ谷登山口8:35---10:25桧塚10:30---
10:45桧塚奥峰11:10---マナコ谷登山口12:20---13:15青田

 奈良・三重県境にある高見トンネルを過ぎると、次は木梶トンネル。ここを出ると直ぐに右折して蓮(ハチス)ダムへと向かう。青田の集落で右後方に曲がるが、直ぐに通行止めのゲートがあった。この先土砂崩れで通行止めになっているようだ。4キロ程度、車道を歩くことになるが仕方ない。早速準備をして出発だ。

見落としそうなナマコ谷の登山口 突然、笹の平原に出る

 水量が多く、きれいな水の木屋谷川を見ながらトボトボと林道を進めば、左に「岩屋口山登山口 初心者×」と書かれた札が架かっている。岩屋口山という山はどこだ?とポッケットから地図を出して探してみる。桧塚の東方、約3キロのところにある1100m程の高さの山だと分かったが、こんな山に登る人がいることに驚く。

 木屋谷川にかかる千秋橋を渡り、発電所の取水施設を過ぎると「千秋社造林部」と書かれた看板があり、ここから未舗装の道となった。この道は一度だけ、登山ではなく友人の車の回収に来たことがある。車だとあっという間だったが、こうやって歩くと結構長い。道端にホオズキの赤い袋を見つけ、動物に食べられることなく沢山のクルミの実が道に落ちているところでは造林小屋があり、歩き始めて1時間余り過ぎた頃、やっとナマコ谷の登山口が見つかった。

来た道を振り返る 通ってきた木屋谷を見下ろす

 沢に沿って登るとすぐに右の斜面に取り付いて、良く手入れの行き届いた杉林の中を進む。管理用の道が登山道を何度も横切っていて少々道が分かり難いが、テープに注意すれば迷うことはない。さっきまでの青空はここに来て曇ってきた。雨はないだろうが展望が心配だ。杉林にトタンの小屋があり、この横になぜか桧塚奥峰と書かれた山名板があった。誰かが悪戯したのだろうかと考えながら歩いていると、つい道を間違う。まっすぐ続く管理用の道ではなく、左へ折れなければならなかったようだ。

 9時55分、いきなりそれまでの杉林から笹の草原に飛び出る。劇的な景色の変化に驚くが、右の明神平方面から速いスピードでガスがこちらへ流れてくるようで早く進まねばならない。後方の曽爾の山々や高見山・三峰山、今歩いてきた木屋谷を眺めていると途端に周囲はガスに包まれた。

突然のガス 桧塚山頂

 この辺りは風の通り道になっているようで、右からは強烈な冷たい風が容赦なく吹く。あまりの寒さに慌てて上着を着る私だ。尾根に出たところが三叉路になっていて、右に行けば桧塚奥峰、左に行けば桧塚。まず先に桧塚へと向かう。しかしその桧塚山頂の展望はあまりよくないので、直ぐに桧塚奥峰へと進む。奥峰へはあっという間に到着だ。桧塚同様ここも登山者はいない。しかし、しばらくして桧塚方面から声が聞こえると思っていたら、やがて6人ほどの登山者が現れた。私が来た千秋林道ルートではなく桧塚の南側の谷である、千石林道から登ってきたとおっしゃっておられた。そんなルートがあることさえ知らなかった私は、またも地図を引っ張り出す。

桧塚奥峰山頂 桧塚奥峰から見た桧塚

 ガスが多くあまり遠くは見えないものの、昼食を取りながらしばらく西側の展望を楽しんだ後、下山は忠実に来た道を戻る。笹原から杉林に入るところで2人と4人と8人程度のグループ3組とすれ違った。通行止めによる余計な長い林道歩きがあってもこの山は人気があるようだ。



ホームへは上をクリックしてください












SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送