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桧塚奥峰・桧塚
(ヌタハラ谷・ヒキウス平経由)
山行日 2007年11月4日
地域 台高
標高 桧塚1402m・桧塚奥峰1420m
天候 快晴
コースタイム 7:45夫婦滝展望駐車場---8:45不動滝---10:20アザミ滝
---11:20ヒキウス平12:10---12:45桧塚奥峰12:55---13:10桧塚
---1214m付近で右に下りる---14:30夫婦滝展望駐車場
ルート図

 前夜某所でテント泊した6人と朝着の2人を加えた計8人が、車3台で香肌渓を西進する。登山口にあたるヌタハラ谷出合を行き過ぎてしまい、通行止めになった場所で車を停める。ちょうど路肩に駐車して登山準備をしている方に登山口を尋ねたら、この方がなんと我がメンバーの知り合いの方。親切に教えて頂いた。

駐車場から見た夫婦滝 造林小屋

 四駆車以外は到底走れない悪路なので途中で2台に分乗し、夫婦滝が望める林道終点まで行き駐車する。準備を整えていざ出発・・・・・・でも登山口がない。ルート経験のあるPちゃんの話では、正面の杉林の中を適当に登れば登山道に出るとのこと。数分の登りで登山道らしき道に出て、造林小屋の横を通って進む。

危険な斜面 不動滝へ向かう

 二段になっていて落差50mもあるという不動滝は絶対見逃せないので、登山道を歩く我々には左下から聞こえる滝音が気になる。木々の間から白い滝が見えたので道から逸れて急斜面を下って行くと、なんと不動滝ではない。後ろから下りて来る皆に「違うかったわ〜。バック、バック」と伝える。「え〜〜〜そんなぁ」の声が聞こえてくる。先に下りた私を含む3〜4人は登り返さず、急斜面をトラバースして進むと、今度は間違いなく不動滝。落ち口の紅葉と青空のコントラストが綺麗だった。

不動滝を見上げる 沢を進んで南斜面を見る

 この滝は右に大きく巻き道があって上部に出ることが出来る。その上部での休憩でNさんからは豆腐ドーナッツの差し入れ。戴いて文句を言うのはいけないが、コレが喉に詰まるのなんの。山で豆腐ドーナッツはあきまへん(教訓)。最初歩きやすい沢だったが、進むにつれ沢屋でない我々には徐々に厳しいものとなる。進むメンバーの間隔が長くなって先行者が後続を待つ回数が多くなった。

ヌタハラ谷上部@ ヌタハラ谷上部A

 廊下になったところで思い切って急だが左岸によじ登ることにした。これがあまりに急でメンバーの中には「果たして辿り着けるか?」という不安な気持ちが起こったようだが、なんとか皆で励ましあって進む。以降は沢を進んだり右岸左岸を巻きながら比較的楽に進むことができたがしかし、アザミ滝を前にして呆然と立ちつくすメンバー。「どっちを巻く?」「私でも行けるのだろうか?」「全員を安全にあの上に立たせられるだろうか?」色々な考えがメンバーの頭をよぎる。そんな時、上の落ち口から声がした。「Pちゃ〜〜ん」と。声の主はなんと朝、登山口を教えていただいた方だった。

ヌタハラ谷上部B 桧塚を見上げる

 私はザックからシュリンゲを出そうとしたが、なんとDさんはすでにザイルやシュリンゲを肩にかけている。TさんやMさんの男性は女性を確保しながら上へと引き上げる。安全な左へ左へと進んで、今度は滑りやすい斜面を右にトラバースすればアザミ滝の上部に到着だ。あと少しこの沢を登りきればヒキウス平に到着だと思うと心がはやる。

桧塚奥峰と桧塚(右) 桧塚奥峰をバックに集合写真

 前方にー(クラ)が見えたので右に進もうとしたら、後ろから「左だ」との声がかかる。最後の急な登りをこなすとやっと尾根にでた。その尾根を右に進めば突然草原に飛び出した。振り返れば桧塚と桧塚奥峰が見える。3時間半かかって、やっと1353mのピーク付近に到着だ。桧塚奥峰山頂に立つ登山者の姿を確認すると、思わず「お〜〜〜い」と声をかけたくなるのを押さえて、全員で喜びをかみしめる。記念撮影の後、ゆったりした気分で昼食を取った。

↑クリック ヒキウス平へ

 1時間弱の大休止の後、ヒキウス平へと進む。ここでも皆カメラを出して撮影に余念が無い。正面の桧塚奥峰に向かって真っ直ぐ進もうとした私に、メンバーが「そっちの下は崖になっているそうや」と教えてくれる。前方から来た登山者から教えてもらったそうで、遠回りでも西から大きく迂回して進まねばならないようだった。

ヒキウス平から桧塚奥峰を見る 初めてのルートは楽しい

 左手後方には大峰の山々や台高縦走路の山々が広がっている。まもなく明神平からの道に合流するところで、見覚えのある女性が前方からやってきた。昨年12月に偶然、国見山を御一緒した大阪のTさんで、2人で来られたようだった。そういえばあの時台高の山、特にこのあたりが好きでしょっちゅう電車とバスを乗り継いでやってくるのだとおっしゃっていた。

明神岳と水無山(右) 黄葉は終わっていた

 明神岳や水無山が近くなって、歩き慣れた奥峰への道だ。馬駈馬場周辺の紅葉が終わりかけではあるがまだ綺麗だ。高見山や木梶山の姿も素晴らしく、曽爾・室生の山々も全部見渡せる。下山時間に余裕があると思ったのか、メンバーは桧塚奥峰の手前での北の展望を楽しんで動かない。

馬駈馬場(中央)と高見山(右奥) 桧塚

 桧塚奥峰では山頂直下からメンバーのPちゃんを呼ぶ声がする。なんと登山口や昼食時に一緒になったISさんとZさんだ。まさにこの周辺を知り尽くしているだけに神出鬼没。この2人とは下山時も一緒になった。ヌタハラ谷の紅葉は色こそイマイチだが、ついさっき自分が歩いてきた場所だけに感慨を持って眺める。

↑クリック 桧塚とヌタハラ谷の紅葉

 桧塚奥峰に来る度、一度は行きたいと思っていたヒキウス平を歩いてきた後の山頂は気分がいいのは当然で、好天で展望も抜群とあってはなかなかここを去りがたい。皆が桧塚へと出発したのを追うようにして、私も出発だ。大展望が叶ったので桧塚は通過し、以前歩いたことのある岩屋口山・ナメラ山へと続く桧塚東尾根を進む。ここの紅葉もやや遅いようだったが森の雰囲気は最高だ。

奥峰にて 桧塚東尾根

 1214mポイントを過ぎた辺りで右へと取り尾根を下って行く。右が杉林となりヤセ尾根を進めば大栂の巨木が現れ、やがて林道に出る。この林道を下れば見覚えのある夫婦滝展望駐車場に到着だ。

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