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池木屋山

山行日 2005年8月20日
地域 台高
標高 1395.9m
天候 晴れ後小雨
コースタイム 宮ノ谷林道終点登山口7:05---高滝8:40---11:40池木屋山12:10
---高滝14:00---15:00宮ノ谷林道終点登山口

 急に池木屋山に登ろうと思い立つ。歩行時間が長いようなので前夜に自宅を出ることにしたが、時間はすでに午前1時を過ぎている。吉野町のコンビニで食料とアルコールを購入し、道に迷うことなく三重県は宮ノ谷林道終点まできたが、なかなか眠りにつけず、無理してでも寝ようと飲んだお酒が災いして、目覚めた翌朝はすでに7時。おまけに二日酔いという最悪の事態となった。少し歩いただけで胸がむかむかしてきて登山どころではない。まだ30分も経っていないのに、道端にドッカと腰を落として肩で息をする始末。何とか吐くところまではいかなかったが、この先を思うと少々不安になる。

宮ノ谷林道終点登山口 空中遊歩道は岩壁に付けられている

 高滝までは探勝路となっているので道はしっかりしている。それどころか立派な橋や階段が付けられていてファミリーでも安心だ。蛇滝や六曲屏風岩を見ながら進むと、急に青空が広がった場所に出た。右後方には立派な、休憩所と書かれた建物がある。まだ吐き気がして体調の悪い私は本当にここで休憩してから撤退しようかと考える。しかもなんとズボンの裾にはヒルが一匹引っ付いているではないか。あいにくヒル対策はなにもしてきていない。やっと着いた高滝でもヒルが気になってゆっくり休憩できない。手前にある苔むした巨岩には可愛い紫のイワタバコの花が沢山あったが鑑賞するどころではなかった。

高滝 猫滝

 さてここからの高滝の左岸を巻く道は注意を要する。看板にも死亡事故多発とあり、ロープはあるものの、足を滑らしたり転倒でもすると、とんでもない結果になりかねない。しかも危険な道にもかかわらず、絶えず足元をチェックしないと、ヒルが頭を持ち上げて私の足に引っ付こうと地面の上から狙っている。

 高滝の上には滝壺がきれいな猫滝がある。この先では沢を歩くようになり右岸へ渡る。ここで何度目かの小休止。足元をチェックすると、なんと左足のズボンに血がにじんでいるのを発見。おまけに右の靴下にも。なんと二箇所もやられている。これまで何度も靴やズボンに付いたヒルを払い落としてきたがついに吸われたようだ。

清流と苔むした岩 急登が続く

 ここが地図にある奥ノ出合いという場所だろうか、おたまじゃくしが泳ぐ沢を越えると尾根道となった。振り返ると迷岳の姿が見えるものの、ココからの急登は本当に辛かった。辺りはシャクナゲの林。登山道にはその根っこが剥き出しで、一種独特の雰囲気が漂っている道を進むと、やがてそのシャクナゲもなくなる。ヒノキの巨木に驚き、低い笹の生えた道となると、傾斜もゆるくなってきて山頂も近い。

笹の道になると山頂は近い 無人の山頂

 池木屋山山頂は大台方面のみ展望はあるが、あいにくその辺りには雷雲があるようだ。昼なのにすでにゴロゴロと雷の音がしてきている。食事の間、約30分山頂にいたが後方はもちろん、明神平方面や馬ノ鞍峰方面からも誰一人の登山者にも出会わない。

 雷雨が怖いので早々に下山する。高滝を過ぎたところで少し雨が降り出したが、カッパを着るまでもなく傘だけで歩けた。心配した雷も遠くに聞こえただけで遭遇せずに無事下山。その後もう一箇所右膝の後ろもヒルの被害を受けているのを発見。この時期の池木屋山に人が少ない理由がよく分かった。


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