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伊勢山上
地域 伊勢
標高 380m
山行日 2004年12月11日
天候 晴れ
コースタイム 飯福田寺10:30--(表行場めぐり)--12:15飯福田寺12:30
--(裏行場.・獅子ガ鼻)--13:00飯福田寺
地図
役行者が開いた修行の場であるここは岩場や岸壁が続き、なかなかスリルある歩きが出来る。何箇所か危険を感じたところもあったが、安全な迂回路もあるから大丈夫。しかし山岳修行をする霊場なので、物見遊山のハイキング気分での入山は禁物だ。
飯福田寺の薬師堂 役行者像の右奥に裏行場の獅子ガ岩が見える
ガイドブックを見て以前から気になっていた伊勢山上は、我が家からは意外と遠く車で2時間程度もかかる。飯福田(いぶた)寺を過ぎた仁王門のところに駐車して寺まで戻る。入山料が要るが、どこで払えばいいのか分からず薬師堂の賽銭箱に入れていよいよ登山開始だ。

さすがに行場だけあって10メートル毎にお堂や石仏がある。5分で油こぼしという行場に出て、ここはクサリを持って登ればすぐにユニークな大きな岩が覆いかぶさった場所に出た。その岩屋本堂はまるで大きな岩が獅子の口の中のような形をして、その中にお堂が建立されている。
少し戻ってこのお堂に被さった岩の上に立つが、先に下の部分を見た後なので怖くて岩の先まで行けない。
岩屋本堂にかぶさるような岩 断崖の上にも石仏が
抱付岩を過ぎると小さな尾根に出て、すぐに小天井と書かれた小さなピークに立つ。これより展望はないが歩きやすい尾根道となった。足元には枯葉がいっぱい落ちていてるものの、時々その中に鮮やかな椿のきれいな花びらを見つけるとうれしくなる。大天井のピークも小天井同様展望はないが、ここから先にもまた岩の行場があるようで思わずワクワクする私だ。

足摺岩・亀岩・鞍掛岩・蟻の戸渡りと岩場を過ぎると、続いて小尻返しという難所が表れる。それまで迂回路を使わず通過してきたが、ここは危険だ。岩の先は崖になっていてクサリもなければ手がかりもない。幸いに岩がザラザラしているので靴底のグリップを頼りに後ろ向きの三点確保で下ってみた。足を乗せる窪みがもう少しあればと思ったが後の祭り。無事下りた後は体中、冷や汗いっぱいだった。
蟻の戸渡りの行場 小尻返しの行場
下から見ると尖った岩に見えた飛石は上は意外に広く、そして12月中旬とは思えないほど温かかったので、ここで昼食をとった。画像右手の斜面の岩を下るとこれも迂回路のようなので、左手へ下りるとここにはクサリがあった。

平等岩を過ぎると道は下りとなっていよいよ行場めぐりも終わりに近い。古く苔むした長い石段があり、ここを下るとなんと鳥居がある。お寺から登ったのになぜ神社へ下りるのか不思議だったが、右手に見覚えのある薬師堂をみて安心。仁王門まで戻り、今度は裏行場へと進む。
岩屋本堂を見下ろす 飛石という難所
車道を歩き、橋を渡って表示どおり民家と川の間を進むと、またもやクサリの付いた油こぼしの岩場がある。ここが裏行場の入り口だ。わずかな時間で獅子ガ鼻の岩の上に立つ。ここからは先ほどの岩屋本堂の岩も見える。その岩屋本堂からこの獅子ガ鼻を見たときは、文字通り獅子の顔のように見えたが、この上に立つとただの傾斜のついた大きな岩と思えるだけでそれが信じられない。

さてここから先の道がない。バックしてほとんど最初の油こぼし付近まで戻ったがルートが見つからない。またも獅子ガ鼻まで登り返して、今度は苦労してこの岩の右手からその下に降りしばらくルートを探すもののわからない。わずかに木の幹に赤いテープが巻いてありそこには黒マジックでルートが書かれてあったが、ここで一気に意気消沈。もと来たルートをまた戻って降りることにした。

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