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イワウチワ満開の岩篭山

↑敦賀市街から岩篭山を見る
標高 765.4m
地域 福井
山行日 2005年4月17日
天候 快晴
コースタイム 市橋登山口駐車場6:45---9:00岩篭 山9:10
---9:20インディアン平原10:15---
10:25岩篭山---12:10市橋登山口

地 図
西方ケ岳と野坂山と岩篭山は敦賀三山と呼ばれている。前の2座は昨年登ったがどちらも素晴らしい展望の山 だった。残る一つの山、岩篭山をどうしても登りたく、行くなら雪も解けて花も咲き出したであろうこの時期を除いてはないと思い急遽、福井県まで遠征してき た次第だ。
ショ ウジョウバカマ イカリソウ
北陸道ならぬ、国道8号で福井に向かった車は塩津街道を北進すると、左から来た西近江街道と合流する。ここが疋田というところでちょうどコンビニがあり、 食 料を調達した。少し走ると道路左側に岩篭山登山口の表示があり、左折すると2箇所JRの線路の下をくぐる。そしてまもなく右手に簡易トイレが設けられ、水 場もある駐車場が見えてきた。

コーヒーとパンの簡単な朝食を取っていると、地元ナンバーの車が一台到着して男性2人組が降り立ち、すぐに出発していった。私も遅れて出発するものの、い きな り熊出没注意の看板があって驚く。しかし道端両側では綺麗なショウジョウバカマが出迎えてくれていてうれしい。左から次第に沢音が大きくなって沢が近づく と今度 はイカリソウが現われた。奈良のそれとは違ってピンク色が濃いのでいっそう美しく思う。

この先、何度か沢を渡らなければならず、多い雪解け水のせいで少々注意を要する。念のためにと靴下の履き替えを持参した。スリップでもして靴が水没したら と の懸念からだが、慎重にルートを選べばゴアの靴なら大丈夫のようだ。
沢の水はキラキラと光っていた


イワウチワ
ミヤマカタバミ
小さくても美しい滝に見とれいて気がつかなかったが左手、山の斜面を見ると可憐なイワウチワが咲いている。思わずデジカメで撮ろうとしたが、よく目を凝ら す となんとその上のほうには大群生があって驚きだ。一面がピンク色になる程咲いている。それを見ながらゆっくり休憩をとった。

大きな堰堤のあるところでは今度は白いミヤマカタバミが見られる。小さて純白のその姿は清楚で可憐としか言いようがない。道端にもあるので踏まないように 充分注意して歩くことにする。イワウチワというだけあって、沢の対岸のちょっとした岩場にもよく目を凝らすと花がたくさん咲いている。こんなにたくさんの 花を、一番の 見頃の時に来れて本当にラッキーとしか言いようがない。

雪が残るところでは今度は小さな花が満開の山桜が見られる。出発して1時間半、雪の上を歩くようになるとテープを見失った。2名の先行者はとっくの 前に追い越したのでトレースはない。谷は枝分かれしていたが正面のそれだと勝手に決めて進む。窪地ゆえ雪が多く、その下が登山道だとおよその察しがつくが テープが無いと多少不安になった。しかしまもなく尾根に出るというところで小さなテープを見つけてほっとした。
山 頂から野坂岳を見る 山頂から見たインディアン平原
尾根に出て左に取れば、それまでの雪の残る急坂から一転して穏やかな陽の差す道となった。それでも後ろに見える野坂岳はまだまだ白く、たくさん雪が残っ ているのかもしれない。分岐があってここをまっすぐ進めばインディアン平原に進むようだが、左に折れて山頂へと向かえば、あっという間に岩篭山に 到着だ。

その山頂では快晴の空の下、360度の展望が待っていた。周囲に見える山々の名は、私のつたない知識でも西方ケ岳・野坂岳・赤坂山・三国山・霊仙山・伊吹 山・金糞 岳・横山岳と挙げられる。そして一際雪が多く白い山は地図を広げて三周ケ岳方面と分かった。
山頂から西方ケ岳を見る
インディアン平原
東の方向、すぐ目の前には奇岩の点在するインディアン平原が見える。腰までの高さのササの中を歩けば10分ほどでその真ん中までいけた。その大きな岩の上 に座って敦賀の町を見下ろしながら大休止をとることにする。一方を穏やかな湾に、三方を山に囲まれた敦賀の町は上から見ると小さな車や列車が行き交い、ま るで箱庭の ように思える。それも豪華な箱庭だ。敦賀湾には大きな船が浮かび、敦賀半島の左手には春霞にけむる若狭湾が見えた。
 
本当に立ち去りがたく、1時間弱も滞在してしまう。おかげで首筋や頬はずいぶん日焼けしてしまったようだ。帰路も同じ道をたどる。途中ですれ違った、団体 の女性の一人が「本当に花が綺麗でしたねぇ」と私に問いかける顔が、うれしそうだったのが印象に残った。

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