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金糞岳・白倉岳
標高 1317m
地域 伊吹山地
山行日 2005年5月8日
天候 晴れ
コースタイム 660m登山口9:50---990m登山口10:35
---小朝の頭11:14---12:10金糞岳12:35
---13:05白倉岳13:10---金糞岳13:40
---660m登山口15:10
金糞岳には中津尾で登るのが主なルートだ。その付近には鳥越林道が走っていて、尾根と交差している660m箇所と990m箇所の2箇所が登山口となっている。4月に行った敦賀の岩篭山からの帰りに下見をした際、その鳥越林道は土砂崩れの復旧作業中で、途中から通行止めになっていて660m登山口まであと少しのところで先へ行くことが出来なかった。今回林道工事は終了したようで開通はしていたが、敢えて下の660m登山口から登ることにした。
660m登山口 まもなく990m登山口
車2〜3台が左の路肩に停まっていて、この右の斜面が660m登山口となっていた。支度をしていると1台のタクシーが停まった。客がガイドブックを片手に降りてきて「ここが登山口ですか?」と聞くので「この先の上の方にもあるようですよ」と答えると、すぐに立ち去って行った。
990m登山口 金糞岳山頂を見る
頭の上に鮮やかに咲くミツバツツジを見て、歩きやすい登山道を行く。足元にはショウジョウバカマやチゴユリの花だ。そんな綺麗な花に見とれながら進むと突然、車道に出て驚く。丸太の階段を登るとそこは駐車場になっていて、先ほどのタクシーの運転手が携帯を持って立っていた。どうやらタクシー無線ではダメなのか?会社に「3時間ここでお客さんを待ちます」との交信中のようだ。車道を横切ってまた登山道に入る。振り返ると春霞の中、琵琶湖が大きく広がっていた。
イワナシ バイカオウレン
深いササの道を進めばあちこちに純白のタムシバの花が見られる。茶色くなったそれは見苦しいが、今日の白さは格別で新緑のグリーンの中では一際綺麗に見えた。「連状頭」との表示がある場所を過ぎると今度は足元にイワウチワの大群落が広がる。かわいいピンク色の花びらは見ていてもまったく飽きない。その花畑は路傍だけでなく目を移した山の中の奥の方にまで続いていた。
イワウチワの群生 登山道に咲くカタクリ
左手の大きい谷には、深谷コースの登山道があると聞く。その向こうに左右に大きく張った尾根は花房尾のようで、ここも二股キャンプ場への道があるようだ。
金糞山頂 山頂より白山を望む
小朝の頭を過ぎると残雪も見られるようになる。行く手には金糞岳の姿が望め、右手には白く輝く白山の姿も。振り返ると伊吹山も見える。突然、左手のブナ林の中で黒い物が動いたので身構えると、なんと人間だった。登山者に見えないのは、右手下のほうに見える鳥越林道から何かを採取しに来た人のようだろう。それにしても本当にクマかと驚いた。
山頂より白倉岳を見る まもなく白倉岳
上から団体さんが下りてきた。行き違おうと路肩による際、イワナシ・バイカオウレン・カタクリ・ショウジョウバカマの花を踏まないか注意しなければならないほどだ。単独の人の「山頂からは白山がとても綺麗に見えましたよ」との言葉に、思わず気持ちが焦るものの、綺麗な花も撮らずにはおれない。
琵琶湖方面 白倉岳から金糞岳
金糞岳山頂では7〜8人が食事を取っていた。探すまでもなくまだ雪の多い白山が綺麗に見える。三国岳や三周ケ岳はもちろん、目の前には横山岳がある。運がいいとアルプスまで見えると聞くが、遠く若狭の海までも見えただけでも私にはうれしかった。
白倉岳山頂 奥美濃方面を見る
山頂から白倉岳への尾根道のカタクリの花の多さはどうだろう?カタクリ街道とでも名づけたいほどだ。しかも前から来た登山者は「この先、シャクナゲが綺麗ですよ」と教えてくれる。前方の岩場付近には遠目でも分かるほど、タムシバの白に混じってピンクのシャクナゲの花が見つけられる。まるで琵琶湖に向かって進んでいるのでは?と思える道の先に白倉岳山頂はあった。ここからはまだまだ長く尾根(花房尾)が伸びていたが、山頂からは忠実に来た道を戻った。
イワウチワ ルート地図

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