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笠ガ岳(北アルプス)
山行日 2007年8月5日〜6日(前夜発)
地域 北アルプス
標高 2897 m
天候 5日曇り 6日快晴
コースタイム 【5日】新穂高バスターミナル5:50---笠新道入り口6:45---
杓子平10:40---(食事休憩)---抜戸岳分岐12:05---
13:20笠ガ岳山荘(山頂往復30分)
【6日】笠ガ岳山荘5:45---抜戸岳分岐6:45---杓子平7:45---
笠新道入り口10:15---11:15新穂高バスターミナル
自宅を前夜10時に出て6時間掛けて新穂高に到着。あいにく今朝は笠ガ岳の姿は見えないが、明日の好天に期待して出発。 笠新道分岐では多くの登山者が水を求めて休んでいる。ほとんどの人たちは鏡平方面へ向かうようだ。
聞こえる音が沢音からセミの声になり、やがて鳥のさえずりに代わると高度を上げてきた証拠。ハクサンフウロが現れる。 後方で西穂ロープウェーが見え始める。左に目を転じると、山頂のみガスで覆われた西穂からジャンダルム・奥穂・北穂の姿が見え出す。
2100m地点までくるとそれまでのガスがはれて槍の姿が見える。昨年下った白出沢もはっきり見えるが、先ほど話をした登山者の情報では雪渓が崩落する危険性があるとかで通行禁止らしい。 9時を過ぎると今朝笠ガ岳山荘を発ってきた登山者とすれ違う。昨日今日と天気はイマイチで、素晴らしい展望は叶わなかったが「明日はいいようですよ」と言われる。
新穂高の町が遠く下のほうに見える。フウフウ言いながら登ってきた急登もあと少し。まもなく杓子平だ。 飛び出した杓子平は大きなカールだった。しかし前方に見えるはずの笠ガ岳の姿はない。一面のお花畑の先に見える笠ガ岳の姿を期待していたのに残念だ。


驚くなかれ。なんと、シシウド・ヤマアジサイ・オカトラノオ・ノリウツギ・ササユリ・クルマユリ・ニッコウキスゲ・オオバギウシ・トリカブト・クガイソウ・サラシナショウマ・ ヤマブキショウマ・ツリガネニンジン・ヤマホタルブクロ・シナノキンバイ・ハクサンイチゲ・ハクサンチドリ・チングルマ・ウスユキソウ・タカネヤハズハハコ・クロユリ・モミジカラマツ・アオノツガザクラ・キヌガサソウ・ゴゼンタチバナ・ハクサンシャクナゲ・ミヤマリンドウ・ヨツバシオガマ・ハクサンフウロ・イワカガミ・クルマユリ・オオユウバユリ・ウサギギク・シナノオトギリ・シモツケソウ・ミヤマダイモンジソウ・コバイケイソウ・シナノキンバイ等の花が見られる。 私が大好きな純白のハクサンイチゲと紅紫色のハクサンフウロを見ながら、奈良から持参した御存知柿の葉寿司を食べる。昨日買ったが賞味期限は明日までという山の弁当の優等生。しかも食べ易い。



杓子平から見上げる先はガスだがここからの登りもきつい。抜戸岳へ向けて空へ駆け上るような錯覚に陥る。 やっとその分岐まで来た。右へ取ると双六方面。左に笠ガ岳・・・・・おいおい。まだガスに隠れているではないか?
振り返って双六への稜線と抜戸岳を見る。 笠ガ岳へ向かって歩き始めると青空が多くなり天候が良くなってきたようだ。



初めて笠ガ岳の姿が見える。快適な尾根歩きになりそうだ。 抜戸岩が近づくと山頂はぐっと近くに見えるようになる。右手に黒部五郎と薬師、左に槍穂高を見ながらの、贅沢な尾根歩きだ。
抜戸岩の間から笠を見る。ここで追い越した女性2人組と話が出来たが、薬師岳から縦走してきたそうで途中2日間は台風で渋滞したとのこと。 小さい雪渓の上を歩くと右に笠ガ岳山荘がある。小屋からは15分で山頂に立てる。
笠ガ岳山荘は真新しく気持ちのいい小屋だ。水も飲用できて無料とのこと。 1泊2食で8800円を払い、缶ビール1本を買って部屋に案内してもらう。布団1枚に2人となる可能性もあると言われたが、実際は1枚に一人でまだ空きがあったようだ。
休憩の後山頂へ向かったが展望は皆無。それどころか、すぐやんだものの雨粒を感じてそそくさと小屋に戻った。その後は800円也のポケットウィスキー2本を買い、例によってロビーで見知らぬ登山者を捉まえて山談義をする私だ。 夕食は唐揚げ・サワラ・おでん・フルーツ・具だくさんの味噌汁といたって豪華。昨夜眠らずに運転してきて、いきなり7時間半も急登をこなした疲れもあって、部屋に戻ればバタンキュー。なんと朝まで10時間も寝た。
小屋からは槍ガ岳の左から登る御来光が見える。外に出なくても窓から見られるというサンライズビュー部屋だ。 朝食も盛りだくさん。ソイジョイとアミノバイタルは小屋で無料提供してコマーシャルしようとするメーカーからの提供品だろう。
槍穂高連峰のパノラマ画像(クリックのこと) 黒部五郎から双六と、黒部源流の山々のパノラマ画像(クリックのこと)
焼岳や乗鞍岳や御岳の姿を見る。左端には中央アルプスも。 昨日と違って今日振り返ってみる笠ガ岳には雲一つない。
いよいよ何度も振り向きながら歩いた素晴らしい稜線散歩も終わり。 間近に見えた黒部五郎岳、そしてその右にある薬師岳を見た後は右に下りてゆく。
昨日見上げてもガスで見えなかった杓子平から上方は、今日はこんなにも空が青い。 杓子平から振り返って抜戸岳方面を見た。
そして笠ガ岳の最後の姿。しっかりと瞼に焼き付ける。 新穂高から笠ガ岳は上高地から見る穂高の姿に似ている。素晴らしい2日間をありがとう。


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