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西から見た笠捨山

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行仙岳・笠捨山・
槍ケ岳・地蔵岳
山行日 2008年6月1日(日)
地域 大峰(奥駈)
標高 行仙岳 1226.9m
笠捨山 1352.3m
地蔵岳 1250m
天候 晴れ
コースタイム 白谷トンネル登山口6:35
7:35行仙岳7:50
行仙宿8:20
9:55笠捨山10:15
葛川辻10:35
11:15地蔵岳11:20
葛川辻11:55
12:20笠捨山12:45
行仙宿13:55
白谷トンネル登山口15:00
ルート図 クリック
 下北山村「浦向」から国道425号を西に向かう。これは十津川村へと繋がる道だが急峻な地形に作られた危険な道だ。昨日の雨で所々水溜りが残るそんな難路を走ってやっと登山口に到着だ。
白谷トンネル登山口 倶利伽羅岳と転法輪岳
 濡れて滑りやすい幾つもの鉄製階段を登る。天候が回復して間もないせいか、東の谷から水蒸気がモクモクと上がってくる。その先には乳白色をした太陽が姿を現す。展望のある場所で北に奥駈道を見るが、まだ釈迦ケ岳は見えない。
行仙岳山頂 大きい
 1時間程度の歩きで奥駈道に出て右に進めば、ホウの木の下を進んで直ぐに行仙岳山頂に到着だ。たくさんの山名板が吊るされた巨木の前に立ち釈迦ケ岳を画像に納めようとするものの、湧き上がるガスが邪魔をしてなかなか叶わない。諦めて笠捨山へ向かって出発だ。
行仙小屋 同内部
 久々の奥駈道はやはりいい。降りかかる新緑の緑で心洗われるようだ。ほとんど落花しているものの所々で、まだツツジやシロヤシオやシャクナゲの花が残っているのが嬉しい。歩き始めて1時間45分で行仙小屋に到着だ。中を拝見させていただくと、つい今しがたまで誰かが囲炉裏に座っていたような生活感のある小屋だった。
笠捨山を見る 桧の巨木
 カラ池と表示のある舟形地形を見て進めば、右から車の騒音が聞こえる。目を凝らしてそちらの方を見ると、十津川へ向かう先ほどの国道425号が見えた。鞍部から登りになると左から大きな鹿の声が聞こえ「碑伝」も置かれた桧の巨木の前にでて小休止。
槍ケ岳と地蔵岳を見る 笠捨山が近づく
 落ちたシロヤシオの花を踏みながら進むと断崖の上に出た。正面に笠捨山のピークが近づく。足元に見る谷が深く、大峰の奥深くに居ることを実感するものの、その先には山肌にへばり付いたような小さな集落も見える。地図で確認すると和歌山県は北山村の奥瀞にある集落のようだった。
笠捨山頂の祠 笠捨山頂から釈迦ガ岳(奥左)と孔雀岳(奥右)
 笠捨山山頂には登山口から3時間20分で到着だ。行仙岳ではガスで見えなかった釈迦ケ岳がここからは見えた。おまけに孔雀岳や大普賢岳も見えるではないか。振り返れば玉置山の姿も。
笠捨山三角点 槍ガ岳を望む
 小休止の後地蔵岳へと進む。いきなり始まった激下りに、帰途ここを登り返さねばならないと考えると辛い。それまでの素晴らしい奥駈道と違って、この辺りは植林の中の道となった。水場まで5分と書かれた葛川辻を過ぎると、落ちたシャクナゲの花を踏みながら歩くことになる。ここで今日初めて、葛川を出発して笠捨山までピストンするという単独の男性に出合った。
左端に釈迦ガ岳と孔雀岳、右端は行仙岳 急な岩場が始まる
 さていよいよ大峰奥駈らしい、そして私の大好きなヤセ尾根・岩・根っ子・鎖・シャクナゲ・苔の道が始まる。まずは槍ガ岳へと向かう。狭い山頂はもちろん展望などなく山名板だけ撮影。そしてダブルストックを仕舞って、両手を使えるようにして岩場の鎖に取り付く。
狭かった槍ガ岳山頂 槍ガ岳山頂を見上げる
 太く真新しい鎖なので安心だが、そんなものを持たなくても網の目のように張った木の根は体を支える丁度いい具合のグリップとなる。張り巡らす根に枯葉が積もっただけのフワフワのヤセ尾根を進むと、小ピークを巻く道に出る。
鎖の連続 木の根が這う急登
 その巻き道には方向を示す「玉置山・笠捨山」と書かれた案内板があるだけだが、この上が地蔵岳だ。その小ピークに登れば山名板があるだけの山頂でここも展望は全く無かった。
ヤセ尾根 展望の無い地蔵岳山頂
 ここまで4時間45分もかかって、ただ今11時20分。下山が遅くなるかもしれないと、すぐにピストンで戻ることにする。途中笠捨山で遅い昼食を取ったが、意外に早い時間に下山できて助かった。一年ぶりの奥駈道の感動を胸に車中の人となる。
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