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長尾道から葛城山
地域 奈良西部
標高 959m
山行日 2004年12月26日
天候 曇り
コースタイム 九品寺登山口9:05---北山道分岐10:25---
11:30葛城山山頂12:10---13:40九品寺登山口



2004年の登り納めの山は先週に続いて葛城山。長尾道をぜひとも確認したいとの思いからだ。先週は北山道で登り長尾道で下りるつもりが尾根を間違って、途中から北山道に入るお粗末。その間違った場所も確認したかった。

駒形大重神社の前で車は左折して狭い道を進めば、いきなり前方から大きなタンクローリが下りてきて驚く。長尾道の登山口にいた地元の人の話ではこの先に牧場があるとのこと。なるほど、先ほどのトラックのタンクの中身は牛乳だったのか?そういえばどこかからともなく牛舎の匂いがしている。おまけにその方は「長尾道?ああ、そんな道あったな。でももう行かれへんな」

沢にかかる橋を渡って登山道らしいくぼ地の道を15分程歩くと、ヤブや倒木で真っ直ぐ進めなくなる。テープに従って右に進むが、以前に来たときは左にとって竹薮になり、突進すれども進めなかったことを思い出した。この道は迂回路なのだろう。本来の真っ直ぐ行く道は、使われなくなって長くなり倒木その他で荒れてしまったと思われる。

しかしこの迂回路はまるでアスレチック場に来たかのような道で倒木を跨ぎ、四つ這いになって進まねばならない。何度もザックの紐は枝にひっかかり靴紐は解け帽子が枝に取られる。赤テープだと思って進むめば、マムシグサの実をそれと見間違いしていて苦笑する。

薄暗い桧の樹林帯の急坂を登ると、胸までの高さのササのヤブとなる。しかしそれもすぐ終わり、右から来た尾根と合流するようになると北山道との分岐点も近いはずだ。登山時には明るかった空もこの頃になると曇ってきたようで雨の心配すらしなければならない。

突然見慣れた景色が現れたと思ったらそこは北山道との合流地点だ。しっかり確認するまでもなく、先週はこの下の広い尾根でいきなりルートを間違ったことを理解する。ここでゆっくり休憩した後は引き返しても良かったが、まだ10時25分と時間も早い。ゆっくりコーヒーを飲んでから山頂へ向かうことにした。

(先週は下山時、ここを左に進んでしまった。長尾道は右だ)

これから先は先週もきたので迷うことはない。葛城山のツツジ園に近づくにつれて、空からは小さな霙が降ってきた。しかしそれも少しの間で幸いだ。山頂の自販機にあるビールも今日は欲しくない。食堂の売店の兄ちゃんに「お酒はあるの?」と聞くと「2本しかないけど」の答え。「熱いのを1本」と注文するとすぐにレンジでチンしてくれた。

「昨日の夕方は今シーズン初めて雪が降りました。もっともすぐに解けましたけど」の話を熱燗を飲みながら聞いた。帰途は全く迷うことなく忠実に往路を辿ったが、帰りの車中から見た大峰や明神平付近の山々は雪で真っ白に輝いていた。

今年もたくさんのいい山に登ることができて感謝。来年も元気で登りたい。

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