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廃道をたどり葛城山へ

山行日 2006年1月8日
地域 奈良大阪県境
標高 959.2m
天候 曇り
コースタイム 櫛羅登山口12:50---P=560m14:05---P=732m14:35---15:25山頂ロッジ

ルート図 地図

 ロープウェー乗り場から櫛羅の滝を経て山頂へと向かう、あのおなじみの登山道は深谷道というらしい。しかし先日、地図を見ていたら途中でその道と合流するものの、南の方向に別の登山道があるのを発見。山仲間を誘って「ヤブ覚悟で行こうヨ?」と誘うと、5名が集まった。

登山口 道には案内どころかもテープもない

 1000円というお高い駐車料金を払って車から降りると、日曜日のせいで周囲にはソリを持った子供を連れた家族がやたら多い。そんな中、支度を整え登山口(ロープウェー乗り場)に背を向けて、民家のある方向へ舗装道を下ってゆく。

 右手に寺がある所で画像のような石碑があり、そこに「左葛城山登山道」と彫られているのを発見。ちょうどそこに、犬を散歩中の地元の方が通ったのでコースの状況を聞くことにした。結果、なんと「道は崩れていて行けない」そして「時々登山者が行くが、直に行けないと分かり戻ってくる」等、散々な返答が返ってきてモチが下がる。

雪が深くなる まもなく山頂

 小さな橋を渡り、(この漢字が間違っているに違いない)雫願「うがん」の鳥居と名づけられた鳥居を左に見て、笹をかき分けて進む。枯葉がやたら多い道は廃道になって久しいのか、表示はおろかテープすらないようだ。しかし古くは大勢が通ったのであろう、ヤブではあるが道は完全な窪地となっていて、途中では側溝らしき跡もあった。

 1時間歩いたところで少々迷う。地図を見て右に進んだものの、ルートが合っているのか確信がもてない。そこで5人がコンパスと地図を見ながら協議する。「左にある小さなピークがこれだから今はこの位置かな?」「いやもうちょっと先まで来ているかも?」「ともかく右に進めばいいのでは?」と散々話し合った結果、右前方へと進む。通れないヤブは右へ、左へと迂回しながら行けば右に小道が現れ、どうやらここがPoint560メートル地点にある不動の滝へと行ける分岐地点のようだ。

翌日の金剛山 山頂集合写真(HAMAちゃん提供)

 ここを右へ行けば、櫛羅の滝や不動の滝を経て来た本来の登山道に戻れるが、我々はそのまま真っ直ぐに進む。アイゼンは要らないものの、足元の雪は次第に深くなってきたようだ。尾根が広く、次のポイントである732メートル地点が分からない。「どっちにしたって右方向に進めば先ほどの登山道と合流するはず」と、5名が左右に広がって進めば平らな地形の箇所に出て、前方に夫婦らしき登山者を発見。なんとそこがロープウェー乗り場から来た道であった。

 大休止をしてから山頂へ向かう。婿洗池手前で左折して葛城高原ロッジへ行く道を進めば、霧氷が綺麗だ。しかしこれより雪が舞うようになった。15時35分に到着した山頂ロッジ前の寒暖計はマイナス3度。靴とザックの雪を払って入ったロッジの中は驚くほど暖かかった。


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