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国 見 山

山行日 2005年10月23日
地域 台高
標高 1418m
天候 雨のち曇り
コースタイム 大又林道終点8:25---明神平10:05---国見山10:55---11:10馬馳ケ場11:45
---国見山11:53---(天高ルート)---13:50大又林道終点

 本当は黄葉の木梶山を満喫するはずだった。しかし悪天候のため国見山を経て馬馳ケ場まで行き、天高ルートを下るというコースになってしまった。以下報告です。

目指すは木梶山だったが(↑クリック) 増水した沢を渡る

 もし悪天候の模様で中止するなら、前夜の17時までにメールで連絡すると伝えてあったが、この時点で翌日の天候は悪くはなかった。しかし翌朝6時に目覚めるとなんと雨。中止の連絡をしようにも、遠方の方はすでに自宅を出られているはず。急いで山用弁当を作り、ザックにそれとお茶を詰めて家を出た。車で東へ進むに従って雨脚は強くなるばかり。そんな時「円さんですか?全員揃いましたから、今から榛原駅を出ますと」Nさんから携帯に電話が入った。

 7時45分、依然雨が降り続く東吉野村大又林道終点に到着したが、皆さんはまだ到着していない。車中で待つこと20分余り。一台おいて隣の車の中から、出発するかどうか長く躊躇していた単独登山者が、意を決して歩き出した直後、車3台に分乗した仲間が集合して、我々も雨具をつけて出発だ。

国見岳へ向かう道はガス 黄色・赤・グリーン・茶色のじゅうたん

 30分程度歩くと雨も止みカッパを脱ぐものの、天気は芳しくなく明神の滝も写真に撮る気がしない。ベンチのある所で一本入れる。メンバーからミカンやチョコレートなどを頂くが、ベンチが濡れているので立ったままで口にほうばった。

 上から団体さんが降りてきた。そのメンバーに我々の仲間の顔見知りの人がいるらしい。聞けば「奈良○イク」のメンバーで、昨夜は明神平でテント泊だったとのこと。今日はこんな天気なので早く下りてきたのであろうか?

 九十九折れの道を行けば辺りの紅葉がなんか変だ。これから紅葉しなければならないのに、色づかずに枯れて落ちてしまっている。せっかくの紅葉も見られずおまけに寒いので、ついつい黙々と歩いてしまう。明神平に近づくに従ってまた雨となり一層、風雨が強くなってきたようだ。

11人で集合写真 於国見岳 雨とガスのため、ここで引き返す

 馬酔木山荘の陰で風雨を避けて休憩する。先着の見知らぬ女性の方から手作りの美味しい揚げ菓子を頂いた。彼女達はこの天候だから今日はここで引き返すのだそうだ。しかし我々はせめて国見岳まででも行こうという事になり先へ進んだ。

 国見山頂も展望はなし。これから伊勢辻山を経て大又集落へ下山するという先着の人達が発った後、集合写真を撮った。「このまま下山したら、弁当は下りてからになる。せめて馬馳ケ場まで行こうと」説得してそのまま進む。この辺りは見事なブナやカエデの林であり、天気さえ良ければと嘆かざるをえない。少々広い草原のある馬馳ケ場で風を避けて食事を取る事にした。

 枯葉が積もってフカフカのいい場所に座ったものの、手や体が冷たく落ち着いて食事も取れない。慌しい食事の後すぐに引き返すことにする。国見山頂からは往路と同じ、明神平を通る道ではなく天高ルートを取った。このルートは以前良く通ったが数年前の台風で荒れてしまった。その後は復旧が目的の植林用の林道が縦横に走り、若木を鹿から守るネットもあってルートも定かではなくなったようで、今はここを通る登山者はほとんどいない。

天高ルートは荒れていてカメラもブレる 旧あしび山荘ではなく、こんな所に出た

 しかしながら、今日はこの道を下ることにした。最初はテープがあって急な尾根道を下るが2回目の林道を横切り尾根に沿って進んだところで、ついにネットが現れ、道が分からなくなった。旧あしび山荘への道は土砂崩れで流失してしまっているので、地図とコンパスを頼りに林道終点の地点へ向けて慎重に下って行くことにした。

 ところが大きな杉の倒木が行く手を遮り、歩きにくいことこの上ない。跨いで潜ってまた跨ぎ、何度も迂回して下に道が見えたと思ったら、今度はその道に降り立つのが難しい。傾斜が緩やかな箇所を探してやっとの思いで道路に降り立つと、ちょうど明神平方面から下山してきた団体さんに出くわした。突然変な場所から現れたドロドロの我々を見て、目が点になっている団体さんを横目に、11人は沢の水で靴や雨具の泥を落とすのでした。


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