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経ケ峰への登山口はいくつかあるようですが、今日始めて登る道は先日、錫杖ケ岳に登った時に見た笹子川登山口から登ることにしました。林道は荒れていて四駆もしくは車高の高い車でないと終点登山口まで行けません。仕方なく手前に駐車しましたが、それでもわずか20分ほど余計に歩いただけでした。 |
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やはり終点には大きな四駆の車が一台停まっています。その横には雨量計が設置されていました。小さな沢を渡ってその沢の左岸をしばらく進むと、右の尾根を登るようになります。鬱蒼とした杉林から突然、開けた場所に出ると後方に錫杖ケ岳と錫杖湖が見えました。 |
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右半分は杉林なのでここはまだ風がそれほど強くありません。でもこの先その右方向からの冷たい強風に晒されることになりました。 |
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御在所岳や雨乞岳には雲がかかっているものの、亀山や四日市や名古屋方面は温かい日差しが射しているのが分かります。 |
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右から「嘉嶺の頭」から来たと思われる道に出ると90度左に折れて進みます。この辺りは高原状のフラットな地形のはずですが植林帯なのが残念です。 |
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前方に真新しい大きな小屋が現れました。後ろには別棟でトイレもあるようです。戸を開けて小屋の中に入ると小学校の先生らしき男性が一人、生徒が読んだ川柳を書いた大きな紙を壁に貼り付けているところでした。 |
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小屋からは10分足らずで山頂に到着です。なにやら大きな音がするのはドアロックの壊れたトイレのドアが風でバタンバタンと鳴っているのが原因でした。落ちていた枝で押さえておきます。 |
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伊勢湾に浮かぶ船や神島や答志島や伊良湖岬に見とれていて気付くのが遅くなりましたが、名古屋市街の奥に純白の雪を戴いた南アルプス、そしてその左にはひときは白い御岳が見えています。 |
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さっきは雲に隠れていた御在所岳や雨乞岳も顔を出しました。私が登ってきた笹子川ルートではない東側の山出林道から登ってきた方でしょうか、先ほどから登山者の姿を見るようになりました。 |
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360度の大展望の山頂は冷たい強風が容赦なく吹き付け、山名板を持たなければ体が飛ばされそうです。そんな冷たい山頂ですがどこからか声がすると思ったら、展望台の下ではアマチュア無線の方が交信中でした。 |
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冷たさでちぎれそうな耳を風の避けられる東屋で暖め、大展望に満足してピストンで下山です。私のお気に入りの山がまた一つ増えました。 |