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弥山川から狼平


標高 約1600m
地域 大峰
山行日 2005年7月16日
天候 晴れ
コースタイム 熊渡6:20---白川八丁6:50---9:15双門の滝テラス6:30
---河原小屋10:50---12:10狼平13:30---熊渡への分岐15:15
---林道終点16:35---17:00熊渡
 御手洗渓谷入り口を過ぎてホタルブクロが咲く道を進むと、まもなく弥山川ルートの入り口である熊渡に到着。右折し橋を渡って進もうにも、あいにくここから先の林道は通行止めになっていた。空は快晴でワクワクするが私にとっては、ほぼ一月ぶりの山になるのでこのハードなコースを果たして歩けるのか不安がよぎる。30分弱歩いて林道終点手前で左折し、白川八丁へ降り立つ。石ころがゴロゴロしている沢は歩きにくい。近くで鹿の鳴き声がした。
下に虹がかかる一の滝
 ガマの滝(7:00)では男性二人がいた。登山者かと思えばなんと釣り人。この先、「ここは禁漁区、密漁者は告訴します」「昨年の告発2名」等の表示がたくさんあったが、ここまでは禁漁区ではないのかもしれない。これよりいよいよ山道に入る。以前の錆びて危険なハシゴは新しく付け替えられたと聞いたが前の古いままのようだ。慎重に歩を進めながら沢の右岸を進む。

 道が抜け落ちていた(7:20)。左の斜面をよじ登り、その場所をかわすと今度はガレた場所を下って元の道に戻る。そしてコバルトブルーの水がきれいな沢に降り立ち小休止だ。辺りを見回すと紫のギボシや赤の山ツツジがあちこちに咲いていた。
垂直のハシゴが続く 大岩の横をハシゴで登る
 (8:10) 飛び散った水が虹となっている一の滝にかかるつり橋を渡る。繊細な山アジサイの花が可愛くて立ち止まって見る。これから先のハシゴはやはり真新しいハシゴに架け替えられていた。それをつかんで登ると私の手の先になにか動くものが・・・・・なんと蛇。思わず手を離しそうになる(危ないがな〜!!)。続いてバイケイソウの花咲く急なガレ場を登る。ここでも石の隙間から蛇が出てきて驚く。
大日岳と稲村ケ岳 双門の滝
 二の滝だろうか、右にその滝音を聞きながら進むと垂直に架けられたハシゴが続く。久しぶりの歩きだと書いたが、これでは明日は足の筋肉痛以外に、腕のそれも心配しなければならない。フウフウいいながらも振り返ると深く切れ込んだ弥山川の谷の向こうに、カンスケ尾・ミオス尾が長く伸び、その先には特徴的な形の大日岳や稲村ケ岳が望める。小さな芝生の公園のように見えるのは観音平だ(8:50)。
迷ケ岳へ続く尾根で小休止 この水の透明さはどうだ?
 ヤセ尾根を進む。何度も大岩の横を巻き、大木をまたぎそして何度もハシゴを登る。そのハシゴで少し下ったところが双門のテラスだ(9:15)。ここから見る名瀑百選にも選ばれている双門の滝は、狭い岩の間を水が一直線に落ちている。その潔さ豪快さがいいのだと思うものの、悲しいかな距離が遠すぎてその良さがいまいち分からないないのが残念だ。
水平ハシゴを踏み外すと・・・・・・ ここは左に巻く道があった
 (9:45) 昔のルートに架かっていた朽ちたハシゴを右に見て尾根を進むと、やがて迷ケ岳へ続く開けた場所に出る。ここからは大日や稲村はもちろん、目を凝らせば奈良盆地の畝傍山も見える。小休止のあとは頂仙岳を前方に見て、ロープや鎖や木の枝につかまって急激に下る。一端沢に降り立つものの直ぐにまた右岸の潅木の中の道を進む。ここまで来るとそれまでの暑さがうそのように思えるほど涼しい。(10:50)河原小屋が見えてきた。
岩に打たれた鉄の棒を歩きながら下を撮った 狼平にかかる橋の下に出た
 沢を進む。沢靴は持ってきていないので、大きな石を選んで水の上を飛びながら進んだ。しかしここに来て私の足の筋肉が悲鳴を上げる。右足の膝の上の筋肉と左足ふくらはぎに痛みが走り、バンテリンを塗りアミノバイタルを飲んだ。充分に休憩もしたので幾分回復したが、この先が不安になる。

 (11:45) 沢の分岐を右に進むと見覚えのあるオーバーハングにかかる鉄製の梯子だ。ここで今日始めて沢の向こうに遠目ではあるがオオヤマレンゲの花を見る。岩に鉄の棒を打ち込んでありその上を進む箇所では、木はあるものの花は全部茶色になっていた。
まだ残っていたオオヤマレンゲ 狼平小屋から上流に進むとこんな景色が
 狼平に到着(12:10)。途中で服を全部脱いでスッポンポンになり沢に浸かって遊んだとはいえ、なんとここまで6時間弱もかかっている。経過時間と自分の足の具合を考え、弥山・八経ケ岳の山頂へ向かうことは諦めることにする。

 そうとなったらもっと水遊びをと、食事の後は登山者の目を避けてもっと上流へ進む。多分昔小屋でもあったのだろう?廃屋があり、沢が三又になった箇所でまたもたフ○チンになって水に浸かる。最初その冷たさでたった5秒も水に浸かれなかったが、慣れるとそうでもなくなる。頭まで浸かり、タオルで全身の汗を洗い流したあとは岩の上に座って体を乾かす。昼食時飲んだビールのせいで、オオヤマレンゲの花を見ていると眠気を催し少しウトウトした。
新しくできた高橋横手の明星ケ岳への道標 ここを右に折れて尾根伝いに熊渡へ下りる
 下山は尾根ルートを取る。最近、高橋横手から明星ケ岳に進むルートが整備されたようで、途中には新しい案内板が立っていた。近い将来ここから明星ケ岳まで歩いてみたいものだ。下山途中で今度は左ひざが痛み出す。多分明日一日中、私はロボット歩きをしていることだろう。


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