↑クリックするとホームへ

三峰山
(ゆりわれ登山口〜山頂〜月出下山口)
山行日 2007年1月28日(日)
地域 台高
標高 1235m
天候 曇り
コースタイム ゆりわれ登山口10:20---八丁平11:45----11:50三峰山12:30
----三峰峠12;40----新道峠13:05----13:45月出登山口

 朝8時過ぎまでテレビを見ていたが、やっぱり山に行きたくて8時半に自宅を出る。とりあえず東に走ってみたが、東吉野村まで来ると細かい雨粒がフロントガラスに当たるようになり、引き返すことも考る。しかしトンネルを抜けると雨も降っていず、先日所属山岳会のメンバーが月出集落から三峰山に登ったとのことを思い出し、私も同じコースで登ることにした。

クリックすると大きくなります ゆりわれコース登山口の案内板

 国道166号線から桑原集落で左折して月出集落に入る。この道は結構長いもののかなり高度を稼げるような気がした。ガイドブックを見ながら、下山口にするつもりの月出登山口を過ぎて「ゆりわれ登山口」に車を停める。先着の車は1台。もっと多くの車を想像していたが意外に少ない。

植林帯を抜けた 中央に迷岳が見えた

 嬉しいことに登山道脇の木々には「クロモジ」「タムシバ」「ケヤキ」等、名札が架かっている。おまけに道は3人くらいは平行に並んで歩けるくらい広い。「アカマツ」の名札を見ると道に雪が見え出す。30分程歩くと空が広くなり「リョウブ」「ケヤキ」「ヒメシャラ」の木が多くなるものの、なんと下から突然の銃声が聞こえる。迷岳を見ながら、断続的に聞こえる銃声を避けるように山陰に回り込むと、そろそろ霧氷が見え出した。

まもなくゆりわれ ゆりわれ付近

 九十九折で高度を稼ぐと、やがて尾根に出る。雪が随分深くなって、靴の下でザクザク・キュッキュッと音をさせて歩く周囲はアセビとシロヤシオの群落だ。前方に服を着替える単独の男性が見え、あそこが八丁平だと分る。青い空をバックにとはいえないものの、奥には三峰山も見る。左は三峰峠へと行く道で2〜3人の登山者が歩いている。

八丁平の奥に山頂が見える ゆりわれコースを振り返る

 ゆりわれ道・三峰峠・山頂への分岐からは5分で山頂に到着だ。20人くらいがいただろうか、あちこちに散らばって食事の様子。私も北に広がる室生火山群の展望を楽しんだ後、アセビの木の下でゆっくりと昼食を取った。

山頂 山頂から神末集落を見下ろす

 三峰峠へ向かえば続々と下から登山者が上がってくる。誰一人も会わなかった三重県側のゆりわれ道と違い、御杖村からの登山者はさすがに多い。三峰峠ではこちらに登ってくる若い女性の団体を右下に見て、新道峠へと緩やかな下り道を進む。

三峰峠付近

 登り尾根のピークを過ぎると、右手に150m先ヒメシャラ群生地の立看がある。そちらの方を見れば心なしか妙に赤く感じる林がある。なるほど、ここから見てもヒメシャラの木が多そうだ。

新道峠 月出への分岐には中央構造線とある

 右下へと下ってゆく単独者の背中が見えたと思ったら、そこは青少年旅行村へと下りる新道峠の分岐だった。直進するとすぐに「中央構造線2300m」と書かれた分岐が。ここを左に折れ、桧の植林帯を下る。

すぐに桧の植林となる 下山途中で見た八丁平付近

 下山道に選んだ月出道は終始鬱蒼とした植林の林の道なので、往路だけでも快適なゆりわれ道を取ったことを喜ぶ。中央構造線1000mの表示を見ると、下から沢音が聞こえてくるようになり、やがてその沢の右岸にある石段の道を下る。月出登山口に出てからは車道を20分程度歩いてゆりわれ登山口まで戻った。帰途、中央構造線が見られるという月出露頭まで車から降りて歩いて見に行く。私にはただの小さな崩落現場のように思えたそれだったが、学術的には非常に貴重な箇所だそうだ。

中央構造線月出露頭 説明板

 いい名前の、茶畑に囲まれた穏やかな集落「月出」を後にして帰途に就く。途中見た高見山山頂付近は白く、杉谷登山口では大型観光バスも停まっていた。さぞかし混雑しているであろう温泉は諦め、まだ充分日が高い時間に帰宅する。
所属する囲炉裏へ ↑クリックするとホームへ

















SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送