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能郷白山
山行日 2008年5月17日
地域 両白山脈(奥美濃)
標高 1617m
天候 晴れ
コースタイム 能郷谷車止めゲート8:00
ガイドブックにある駐車場8:40
登山道入り口9:00
二合目9:45
能郷白山山頂三角点11:55
12:00白山権現社12:25
二合目14:05
登山道入り口14:45
ガイドブックにある駐車場15:00
能郷谷車止めゲート15:40
ルート図

 国道157号線温見峠への道を走っていると突然、目の前に車止めのゲートが現れた。幸いにも閉められてはいない。しかし今まさに道路の真ん中に停まっている四輪駆動車から運転手が降りてきて、そのゲートを閉めようとしている。「このゲートは自分で開けて進むのか?」 いやそうではなかった。

 前の車は工事用車両で、この先は災害工事中のため通行不能だったのだ。先週末、温見峠から登ったという報告をネットで見た記憶があるが、あれは福井県大野市の方向から温見峠まで行き、そこから登った報告だったのだ。確認しなかった私が悪い。そこで仕方なく長丁場と聞く能郷谷から登ることにするが、このルートも問題発生。


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根尾集落から能郷白山方面を見る

 8:00 能郷谷林道も国道157号同様に車止めゲートがあった。手前には5〜6台の車が。しかもこのゲートの位置がガイドブック等に書かれているマイカー駐車場所からかなり手前にあることが判明。時間的に大丈夫か?長い舗装道路歩きに膝は大丈夫か?一抹の不安があるものの、男性2人組が出発していったのを見て、私も出発だ。あちこちで咲く綺麗なタニウツギやヤマフジの花を見て能郷谷を進む。左の斜面でガサガゾ音がして驚いたが、良く見ると山菜取りの女性だ。熊出没注意の看板があったのを思い出し、ザックから熊よけの鈴を出した。

能郷谷 タニウツギの花はあちこちで見られる

 8:40 先行の2人組が休憩している。どうやらここがガイドブック上の駐車場所らしい。なんと40分もの車道歩きを余儀なくされたことになる。しかしここからもまだ舗装された道は続く。もう20分歩いてやっと登山口だ。沢を越えて急登が始まった。休憩回数が多くなった先行の2人組を追い越すと、足元に白いチゴユリやユキザサの花を見るようになり、林道に飛び出したところが二合目だ。

登山口(ここまで一時間) 林道出合(二合目)

 9:45 またも急な登りが始まった。振り返れば今まで歩いて来た能郷谷が長く延びている。随分歩いて来たものだと思うが前方を見てもそびえる山は前山で、ここまで未だ能郷白山の姿は見えない。

新緑 前山が見える

 10:00 尾根に出たものの、前山まではまだ距離がある。それにしても虫の多さには閉口だ。ザックや頭にまとわり付き、口や耳にまで入ってくる。道端にたくさん見られる可愛く黄色い花の名前が分からない。帰途団体さんから聞いたら名はキジムシロとのことだ。

山頂が見えた カタクリの群落

 10:50 暑いのと急な登りで体はヘロヘロ状態だが、残雪の上を流れてくる冷たい風で一息つく。前山をトラバースする道で始めてその残雪の上をザクザク歩くと、前方には左の尾根が長く延びた能郷白山の姿を見る。目を凝らせば白山権現社の祠も確認できる。オオカメノキとタムシバの白い花を見て水平道を行く。一旦鞍部に下りてもう一度山頂を見上げれば、祠は先ほどより一層大きく見えてきた。

来た道を振り返る ザゼンソウ

 11:45 最後の登りでカタクリの群落を見る。そして次はザゼンソウだ。どうせ数は少ないだろうと最初に目に付いたものをカメラで撮っていたら、あちこちにいっぱい咲いているではないか。どうやらまだ緑色が混じっていたので分からなかったようだ。踏まないように注意しなければならない。

三角点のある能郷白山山頂 白山権現社とカタクリ

 11:55 三角点のある山頂は無人だった。好天にもかかわらず山頂からの遠望はイマイチで、白山はもちろん荒島岳さえも見えない。銀杏峰と部子山を確認できたくらいだ。正午丁度に周囲にカタクリの花がいっぱい咲く白山権現社に到着した。

銀杏峰方面 白山権現社から三角点方向を見る

 12:00 南西方向を見ながら昼食を取る。乏しい知識のせいで見えているはずの三周ケ岳・横山岳・金糞岳を特定できないのが残念だ。6〜7人の団体さんからシャッターを押せと頼まれるものの、背にしたのは戸が締められた祠だ。もっといい方向を・・・・と言いかけてやめる。

下山道を見る キクザキイチゲ

 25分の休憩で下山にとりかかる。祠からほんの少し進んだ場所で、来る時気付かなかった白い花が目に付いた。キクザキイチゲだ。周りを見ても、たった一輪しかなく一層可憐に見えた。ピストンで下山したが、やはり長時間の歩行と最後の長い鋪道歩きで、ついに私の膝は悲鳴を挙げる。うすずみ温泉で汗を流しさっぱりしたが、そこには予定していた明日の山を諦め帰宅しようとする私がいた。
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