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入道ケ岳







←麓から見た入道ケ岳。
右に鎌ケ岳と御在所岳。
地図 ココ
地域 鈴鹿
標高 906m
山行日 2005年3月6日
天気 晴れ
コースタイム 椿大神社北尾根登山口9:10---北尾根避難小屋10:10---11:40入道ケ岳山頂12:20---二本松尾根避難小屋12:45---13:35椿大神社北尾根登山口

高度を上げるにしたがって後ろには茶畑が広がり、鈴鹿や四日市の市街地や伊勢湾が見下ろせる。そして突然右手に白く雪を戴いた御在所岳や鎌ケ岳が見えたかと思うと、今度は左手に仙ケ岳や宮指路岳のダイナミックな姿だ。山頂の広い草原からの展望は表現のしようも無い程すばらしく、近畿百名山の一つでもある入道ケ岳へなぜもっと早く来なかったのか後悔したほどだ。
椿大神社の奥にある北尾根登山口 入道ケ岳ピークを見ながら休憩
我が家にあるガイドブックには小岐須渓谷からのルートが載っていたが、ネットで検索すると椿大神社からの報告が多く、今日はこちらから登ることにする。そして私のネット仲間で四日市在住のRちゃんの助言を参考にして、3箇所ある登山ルートのうち今日は北尾根ルートで登ることにした。

椿大神社の横を車で通り過ぎた北尾根登山口付近では年配の方数人が手帳片手になにやら悩んでいる様子。話しかけると、句会があるとのことで一句ひねるのに悩んでいるようだ。挨拶を交わしながら支度をしていよいよ登山開始。

周囲には植林された椿の木がたくさんあり、その木には献木と書かれたプラスチックのプレートが架かっている。そんな中の急な登りをこなすと愛宕神社の小さい祠の後ろに出る。ここからは杉林の急登になった。最近体調の芳しくないFさんは遅れ気味になる。
馬酔木のトンネルをくぐる 雪上から下界を見る
小さなピークに出ればやっとフラットな尾根歩きとなった。大きな鉄塔の下をくぐるところで、はじめて入道ケ岳ピーク付近の雪が積もった草原がみえる。快適な道もすぐに終わって、またもや安全ロープのある急な登りをフウフウ言いながらこなすと、トタン板で出来た入り口の扉が無い北尾根避難小屋を左手に見る。やがて自然林の中の穏やかな登りになれば、冬枯れのおかげで後ろに見える下界の景色が美しい。やはりこのあたりはお茶畑が多いようだ。
鎌ケ岳と御在所岳を見ながら北の頭を歩く 山頂から伊勢湾方面を見る
ここからは馬酔木のトンネルだ。急に雪が多くなったように思う。通報ポイント8と書かれたところまで来ると右手に、ひときは雪が多いのか白い御在所岳が見えた。同じくポイント9では釈迦ケ岳まで見えてくる。目の前にそびえているのはどうやら北の頭のピークのようで、左には目指す入道ケ岳の山頂。よく見ると鳥居があり数人の登山者もいるようである。
山頂から仙ケ岳(左)と宮指路岳 鎌ケ岳をバックに
宮妻峡から来る道を右に見る所では広い草原となり、ここが北の頭だ。鎌ケ岳と御在所岳の姿が綺麗だ。またも馬酔木のトンネルをくぐって四日市や伊勢湾の景色を鳥瞰で眺めながら進むとやっと、大きな鳥居が印象的な入道ケ岳の山頂に到着した。ここからの景色は最高で、先週登った宮指路岳は目の前で、その左には双耳峰の仙ケ岳が迫力ある姿を見せている。
山頂から鎌ケ岳と御在所岳 三本松尾根ルートで下山した
風が強く寒いので記念撮影だけして、二本松尾根ルートを少し下ったところで風を避けて昼食を取る。Nさんの美味しい手作り弁当や、Fさん持参の焼き鯖寿司を頂いたうえに、おまけのその上自分のラーメンとおにぎりを食べてお腹がパンパンの私は、雪の積もった急な二本松尾根を下るのは少々辛い。滑らないように注意をして二本松避難小屋を過ぎると、右は小岐須渓谷へ、左は椿大神社へと下りる分岐に出る。もちろん左にとって杉の樹林帯を下ると沢を二度ほど渡る。
ここでドロドロになった靴を洗い、なおも下るとそこは広い涸れた沢になった場所で、二本松尾根ルートの下山口であった。ここからわずか5分で車を置いた北尾根登山口だ。
新車の交通安全の祈祷に来たマイカーがたくさん並ぶ椿大神社の境内を横目に、我々三人は、異口同音に入道ケ岳に登って良かった言葉を口にしていた。

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