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御池岳・鈴北岳
標高 御池岳1247m 鈴北岳1182m
地域 鈴鹿
山行日 2004年11月28日
天候 曇り
メンバー 5人
コースタイム 9:00鞍掛トンネル---9:20コグルミ谷---10:45カタクリ峠---11:40御池岳
--(25分休憩)--12:50鈴北岳---13:50鞍掛峠---14:10鞍掛トンネル
地図
鞍掛トンネル ゴグルミ谷登山口
 自宅を6時に出て、鞍掛トンネルには9時の到着。コグルミ谷登山口に駐車をしたかったがあいにくこの付近は満車で、トンネル東になんとか1台分のスペースがあっただけだった。準備を終えるとまず車道を20分下ってコグルミ谷に入る。ところがここが荒れていていきなり道が定かでなくなる。後方から来た単独の登山者が、左の尾根に取り付いて進んだ方がいいと薦めてくれるが、私もメンバーも少々荒れていてもグルミ谷の方がいいと判断し、単独者には悪かったが二股になった右の方の沢の左岸にある正規のルートを進んだ。しかしここで約15分のロスタイムだ。

 9:50 右に分岐のある地点で小休止。目の前にある涸れた沢には、白い大きな石灰岩がゴロゴロしていて、前の台風ではかなりの量の水が流れたことが想像された。これよりその大きな石を飛び越えて直登すると、右岸に取り付き尾根に入る。そこではベンチがあって小さい子供さんをつれた家族が休憩している。このあたりで雨具は要らないものの、空から雨粒が落ちてきた。
荒れたコグルミ谷登山道 御池岳山頂

 10:45、6合目のカタクリ峠で小休止する。しばらくすると先ほどの尾根道を通れと勧めた単独者が到着した。地元の方のようで、このあたりは文字通り春にはカタクリがきれいで、冬季は2メートル近くも雪が積もると教えてくれる。

 7合目からはガスと冷たい風の洗礼を受ける。耳が冷たく、そろそろ耳当てのついた帽子も必要かと思う。11:14鈴北岳への分岐で左折すると、さすがに冬季は雪が多いせいか、樹木は根元から一旦曲がって生えてから上を向いている。そんな木の間の道はぬかるんでいて靴やズボンの裾はいつのまにかドロドロになってしまう。
日本庭園付近 鈴北岳山頂

 ガスの先に3人ほど立ち止まっていると思えば、そこが山頂だった。数年前来た時、はっきり読めた山頂の名を記した杭は今はほとんど読めない。展望もなく風も強いので集合写真を撮っただけで鈴北岳へ向けて出発した。しばらく進むと風を避けることのできるドリーネのくぼ地があったのでここで昼食をることにした。しかしこのあたりは座る場所をしっかり確認しないとやたら鹿のフンが多いようだ。

 分岐を左にとればここが池の平という場所だ。左右にはドリーネが点在し、初めてみる地形に驚く。左に「真の池」を見るとガスはますます濃くなり、50メートル先は見えなくなった。これより広く平坦な尾根なのでルートをはずさないか心配になるが、道ははっきりついているようで前へ進むことにした。
鈴北岳から鞍掛峠へと下りる 鞍掛峠手前から見た霊仙山

 日本庭園へ、と書かれた分岐を左に見送るとこのあたり独特のカレンフェルトが見られすぐに、鈴北岳山頂に到着した。地図を出すものの、それが破れるのではないかと思われる風に、ここでも集合写真だけですぐに下山だ。少し下るとそこではなんと暖かい日差しがさしているではないか。振り返って山頂を見ると、山頂付近のみ雲が速い速度で流れていた。

 前方には長い西南尾根をもった霊仙山が伸びている。あちらでは雲もかからず暖かい日がさしているようだ。その右奥に少し見えるのは伊吹山。天気がよければ御岳やアルプスも見えるというが、ここでこれだけ見えればいいと諦めた。

 送電線の鉄塔が立つ鞍掛峠からは、車を置いたトンネル横の駐車場が見下ろせる。今は完全に雲が取れた山頂を恨めしい気持ちで眺め今一度、次は鈴北岳だけでも登りに来ようと約束しながら下ると、それまでの寒さがうそのように暑くなった。

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