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↑嫁越峠から見た奥守岳
奥守岳
地蔵岳
般若岳
山行日 2008年10月4日(土)
地域 大峰南部
標高 地蔵岳1464m
般若岳1328m
天候 晴れ
コースタイム 林道終点7:50
花瀬8:15
11:15奥守岳11:25
嫁越峠11:40
地蔵岳12:00
般若岳12:30
12:50滝川辻13:25
道ロスト14:30
花瀬15:00
林道終点15:25

ルート図←クリック


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前夜に自宅を出発し、日本の滝百選の一つである「笹の滝」へ向かう途中の十津川村内原にある駐車場で夜明けまで仮眠を取った。

その「笹の滝」への遊歩道を右に見て尚も数キロ車を進めると「〇んみち教団」のゲートがあってそれ以上進めない。仕方なくバックし、不動滝の滝音が聞こえる路肩に車を置くことにした。そのゲート手前には画像のように、釈迦ケ岳と書かれた小さな道標があり左手の沢へと下りる。

立派な橋を渡って急坂を登れば花瀬にある「〇んみち教団修道場」への広い道を進むことになる。辺りはミツマタの木が多い。

「〇んみち教団修道場」は沢を挟んで、建築中を含め深い山の中とは思えないくらい立派な建物があった。画像の橋を渡ると、ヘルメット姿の2人と出合った。

嫁越峠への道を聞くと、橋を渡るのではなく沢の右岸を進めとのことだが、その後に「道はありませんよ」と言われる。

この山間部一帯は「〇んみち教団」の所有地だと聞いているので、気を使いながら心地よい沢沿いの道を進めば、先ほどの2人が私の後ろを続いてくるではないか?なんともいえぬ妙な気分で進めばどうやら道の整備作業をすると見え、途中で振り返ればもういなかった。

大きな岩がゴロゴロしている沢を渡る箇所にやってきた。岩は滑り水量が多いので渡渉する箇所を探すのに苦労した。おまけによくある渡渉後のルート探しでこれまた随分手間取った。

案の定「嫁越峠」への道が不明瞭。一言でいえば廃道だ。僅かにあるテープはその「嫁越峠」方向ではなくどうやら北の尾根へと向かう道のようだ。これだと迷うことなく奥守岳へは進むことが出来る。仕方なくこのルートを取ることにした。

忠実に尾根に沿って進めば、左手赤井谷の向こうに見覚えのある、太尾から古田ノ森を経て釈迦ケ岳への稜線が見える。そして右後方には中八人山も望める。足元に何度も現れる大きな蛙を踏まないよう気をつけながら進めばやっと、奥駈道にある奥守岳の山頂に到着だ。

山頂からは北東方向に釈迦ケ岳が間近に見えるものの、山頂はあいにくガスの中だ。

南方向遠くに、これまたガスのかかる行仙岳を見ながら奥駈道を進むとまもなく鞍部に下り、これが嫁越峠だ。その昔全山女人禁制だった奥駈道で、嫁に行く女性だけが唯一通過してもいい峠だったと聞く。

当初この嫁越峠へ直接来ようと思ったルートだったが、ここの表示によれば「悪路」とあった。一瞬ルートを確かめるべくここを右折して下山しようかととも思ったが、当初の計画通り先へ進むことにした。

嫁越峠の鞍部から登り返すと広い草原風の箇所に出る。ここには「天狗の稽古場」と書かれた表示があった。いったい天狗はここで何を稽古するというのだろう?

嫁越峠からは20分で地蔵岳山頂に到着だ。山頂からの展望は無いが、少し進んだところからは中八人山が近くに見える。

奥駈道から左に少し逸れて般若岳に登る。ここには三角点があるものの山名板はなかった。

般若岳を過ぎて次の小ピークの上に立てば、紅葉の先に涅槃岳の姿が望める。そこまで、いやそのずっと先まで進みたいがマイカー日帰り登山ゆえの悲しさ。そろそろ下山を考えなければならない。

そういえばもう1時前だというのに食事もまだだことを思い出す。滝川辻にてコンロを出し、ゆったりと昼食を取った。半袖一枚では寒く、山シャツを着込む。

滝川辻から西への下山道は素晴らしいの一言だ。味わいのあるブナやトチの巨木が立つ尾根では立ち止まらずにはおれない。紅葉が進めば言葉に詰まるくらいの美しさだろう。

下降するにつれこのように樹相が変化する。所々、木に赤ペンキが塗ってあるものの、多くの尾根が派生していてルートは分かり辛く、充分な注意が必要だ。

滝川辻から一時間程度下った箇所(標高約850m)まで来ると、画像のような切通しの道に出た。この道は左右両方に進めるが、修道場方向へ続くと思われる右への道を選択すると、案の定30分で養鱒場やコンクリート工場・製材所・教育施設等の建物が並ぶ修道場の中心部に出てしまった。出合う若者達に「すみません。通らしてもらってます」と頭を下げつつ冷や汗をかきながら、やっとの思いで車に戻った。

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