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龍王山で牡丹鍋
山行日 : 2007年1月3日
標高 : 586m
所在 : 奈良盆地
コース : 大神(三輪)神社から崇神陵コースを登り長岳寺コースを下る
コースタイム : 宴会山行につき参考になりません
 近鉄電車桜井駅に朝8時に集合した(途中から合流の1人を除く)9人は、大神(三輪)神社行きのシャトルバスに乗った。車内はほぼ満席だ。神社の境内に到着したようなので下りたら、その場所は見覚えのある大神神社ではない。なんとそこは別の小さい神社。話に夢中になっていて、さては違う行き先のバスに乗ってしまったか?と一瞬思ったものの、同乗の人たちは神社の横を通ってスタスタと歩いてゆくではないか。そう、ここは大神神社への参拝シャトルバスの臨時駐車場になっている別の神社の境内だった。外へ出れば記憶にあるJR三輪駅のそばの道。わずかな時間で無事参道に出ることができた。屋台の立ち並ぶ中を進めば大神神社に到着だ。
 まだ早いせいか、遠くから賽銭を放り投げねばならないというなことはなく、賽銭箱の前まで進みゆっくりと参拝できた。目指す龍王山のある天理市に住む地元のKさんは、本日の食材一切を持って登山口に10時過ぎに集合されるということなので、時間の余裕もありここから崇神陵コース登山口まで歩くことにした。
 売店でにゅうめんの朝食をとる数名を除いて、次は狭井神社で参拝だ。ここは三輪山への登山口でもあるが、山がご神体のせいなのか正月3が日は入山禁止とのことだった。山之辺の道を歩いて桧原神社へと行けば今までの神社と違って人はほとんどいない。朝の霧と冷たい気温のせいで、凛とした雰囲気が漂うこっちの神社の方が霊験あらたかだと思ったのは私だけか?
 1月3日とはいえ時々、山之辺の道を南下して歩いてくる人に出会う。「おめでとうございます」と言うべきか「おはようございます」と言うべきか迷っているうちに、向こうから「おはようございます」と声をかけられた。ソバで有名(ちなみに私は11月に二度食べに行った)になった笠への道を横切ると、無人のミカン販売所が見られる。100円は安いと買った人も数名。なぜか無料の(拾ったという噂も)八朔は美味しかった (^^)v 。
 景行天皇陵を過ぎて渋谷集落の公民館でKさんと合流した後、10人で手分けして食材を持ちいよいよ崇神稜コースで登る。このコースは通称「古墳コース」と呼ばれている。周囲には沢山の古墳が見られるからだ。
「ここから駅までは意外と近いな?」と問いかけると、メンバーは
「JR柳本駅ならかなり遠いやろ」と答える。
「いいや、5分くらいのもんや」と私。
「なんで」とメンバー。
「駅まで古墳(5分)っちゅうてねぇ f(^^;) 」
こけるメンバー。
 このコースが始めての者は、私と共に皆と離れて石窟の中を覗きに行く。家の居間より広いのでここで住みたいというKSさんに私は「今度来るときは【表札】持ってきたらどうです?と言う。
遅れて合流すると、メンバーは
「どこへ行ってたの?」と聞く。私は
「石窟を見に行ってましてん。石窟言うても、ヤラしい英単語のアレとちゃいまっせ」と笑かす。
またまたこけるメンバー。
 麓にある名刹「長岳寺」の奥の院不動石仏への分岐箇所で休憩を取る。石仏は直ぐそこということなのでお参りに行けば、なんとその石仏の前には長岳寺と書かれた熨斗紙が張られた清酒とお鏡が。今朝自宅を出て直ぐに妻のキャサリンから私の携帯に
「あんた!焼酎の入ったペットボトルが転がってるでぇ。忘れたんちゃう?」とあり、折角の宮崎県は飫肥の麦焼酎を家に忘れてきた私だ。
 普段から「女と酒は現地調達や」と大見栄を張っていた私だけに、正月からお不動様の酒を盗むという邪な気持ちが心をよぎる(嘘でっせ〜〜〜)。しかしそんなことをすれば直ちに原因不明の病魔に侵され新年早々、龍王山から担がれて病院行きになるやも知れない。しかしそこは山仲間。
「円ちゃん。焼酎もお酒もビールもあるから、いくらでも飲んでね」とやさしい言葉をかけてもらう。
「ちょっとそっちで隠れて泣いて来てもいい?(;_;)>グスン」と小芝居する私だ。
 龍と名がつく神様は水の神様だといつか聞いたことがある。ここ龍王山にも山頂近くに2つの龍王社が祭られているとのこと。さぞかし昔から地元の畑や田に豊かな水を供給し続けてきたことは容易に想像できる。その証拠に二つの龍王社の前には、溜水にもかかわらず澄んだきれいな水があり、小さいながらも一つの龍王社の奥には龍に見えなくもない古木があったし、もう一つの龍王社の前には神事を行うのか注連縄で囲われた祭祀場のようなものまであった。
 山頂は昔、北城と南城があったがそうだが、その北城の傍にある東屋に重い荷物をおいて、まずは南城があった南峰山頂へと向かう。この頃になると霧も晴れてきたが、まだ大展望とまではいかない。薄く見えるだけの金剛や葛城や二上や生駒を背景に、大和三山の位置を確認しただけで記念写真を撮ってから、先ほどの東屋へと戻る。
 さてお待ちかねの牡丹鍋宴会の始まりだ。四国の田舎から送ってきたという猪肉を持参してくださったKさんに感謝。おまけに今日は焼肉用の猪肉もあるという。私は本日始めて使うコールマンのガソリンコンロを持参。これからの山はコレが欠かせない。お陰で大きい鍋だったが一気に牡丹鍋を炊き上げることが出来た。
 アツアツの猪肉を食べてワーワー言いながら、ビール・にごり酒・焼酎と飲めば、そりゃもうあ〜〜た、こんな幸せはありません。あっという間に時は過ぎ、2007年の初登山は大盛況。今年もこんな調子で健康で楽しく山に登ろうと誓ったのだった。
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