山行日 | 2006年6月11日 |
地域 | 敦賀 |
標高 | 764.1m |
天候 | 晴れ |
コースタイム | 常宮9:00----11:20西方ガ岳11:55---- 12:45蠑螺ガ岳13:05----14:30浦底 |
大和の地は近鉄高の原駅へ6時半に集合した我々15人は、観光バスに乗り込んで敦賀を目指す。京奈和自動車道・京滋バイパス・名神高速・北陸自動車道を経由して、西方ガ岳登山口登山口に当たる常宮(じょうぐう)には2時間余りで到着した。大勢が乗る静岡ナンバーのバスが到着したのをきっかけに早速出発だ。
波打ち際を右に見て民家の間の道を進めば、電柱に西方ガ岳登山口の看板がある。ここを左折してしばらく行くと、やがて山道に入った。いきなり道端でササユリの歓迎を受ける。これより階段状の道が続き苦しい登りとなるものの、淡いピンク色で清楚な姿のササユリに励まされる思いがする。
20分余り登って、地元の人がよく弁当を食べに登った岩だから「弁当岩」と言われている、奥の院展望所の大岩に到着だ。ここから敦賀市街地はすぐ目の前に見え、気比の松原も手に取るところにある。空はどんより曇っているものの、敦賀湾全体は見渡せるようで嬉しい。
奥の院展望所という所がある限り奥の院を見なければならない。登山道を少し右にそれると、大きな岩が点在していてその中の一つ。鉄製の階段を上がった大岩の上に小さな祠があった。このあたりにもササユリがあちこちに咲いていた。
頭上には敦賀原発で発電された電気を関西に運ぶ送電線がある。「まだ出来たてホカホカの電気やから電線から湯気が出てるワ」と冗談を言う私にだれも反応してくれない。休憩を取れば、メンバーが多いだけに冷えたパインにキュウイ、そしてゼリーにお菓子と頂くものに事欠かない。休んでいるとメンバーから「あそこにシライトソウがあるよ」と。デジカメで撮ったものの、見事にピンボケだった。
銀命水でのどを潤した後、オーム岩の上に立てば天気が好転したとみえ日が差してきた。ここから先はササユリもまだ蕾のものが多くなるが、代わって今度はピンクのタニウツギが綺麗だ。尾根道を進み最後の登りをこなし、2時間余りで無人の山頂に到着した。すぐに少し東に進んで、ヤマボウシやナナカマドが足元にある格好の展望箇所から、敦賀湾や市街そして白山方面の展望を楽しむ。これから向かう蠑螺ガ岳は目の前に見える。その先は敦賀半島突端になっていて日本海が広がっていた。
山頂で食事をしていると、先ほどの静岡の団体をはじめ大阪から来た団体も登ってきて時ならぬ混雑となった。我々は後着の人たちに場所を空けるべく、少し早めではあるが蠑螺ガ岳に向けて進むことにする。「六本木ヒルズ住民山岳愛好会の皆様、出発しますよ〜」と大見得をはって仲間に呼びかけ出発だ。何度かアップダウンを繰り返して辿りついた蠑螺ガ岳は無人。ここでも東に少し下って大きな岩の上に立ち、明神崎と水島を俯瞰で見る。天気はすっかり回復したようで首筋が日焼けでジリジリしてきた。
蠑螺ガ岳からは浦底集落へ向けて下って行く。水島展望所から見た水島はそこだけ南海に浮かぶ島のように思えると仲間が言う。暑いのであそこの海で泳ぎたいという声も聞こえるが、下でバスが待ってくれている。乗り込んだ後は市街の「越の湯」という温泉へ直行し、汗を流したらコンビニーでビールとおつまみを買い込んで大和へ向かう車上の人となった。 一緒に言ったpororiさんの報告はこちら |
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