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高見山北尾根(黒石山)
山行日 2007年4月15日
地域 台高
標高 1248.3m
天候 晴れ
コースタイム 滝野林道終点8:30---差杉峠9:15---黒石山10:05---
桃俣分岐11:25---(この間30分休憩)---三峰山分岐12:25
---13:05高見山13:30---15:00平野(たかすみの湯)

 車を東吉野村平野の「たかすみの湯」にデポして、同村滝野の林道終点から出発する。ルート不明瞭との事前情報に全員が1/25000地図を持参したが、 テープもあって迷うことは無かった。白くて小さいショウジョウバカマを見て、右手にお地蔵様を見ると差杉峠(西杉峠)に到着だ。

まもなく差杉峠(西杉峠) 峠には役行者の祠があった

 役行者の祠の前に立って西に音羽三山や竜門岳を見ながら小休止の後は、胸までの笹をかき分け急登をこなす。893mポイントまで来ると曽爾室尾の山々はもちろん、大きく左右に稜線を延ばした高見山も姿を見せる。

峠からは笹のヤブ 尾根歩きが続く

 杉の植林の中を歩き高山のピークに立つが展望はなし。ここでパインやシュークリームの差し入れを頂く。疲れた体に甘いものがうれしい。小ピークから右の尾根を進んだ先頭者が「尾根を間違えた。左へ行かなアカン」と言いながら戻ってきた。

高見山はまだ遠い 黒石山山頂

 タムシバの白い花があちこちで見られるようになり、足元に栗の実が多く見られるようになると、右が自然林の尾根となって平野集落が木々の奥に垣間見える。そして黒石山へ到着だ。ここまで来ると高見山が大きく迫る。

伐採で西の展望がいい ブナやヒメシャラの快適な道が続く

 黒石山山頂からは急に下る。右からの風が冷たくなってきて、それまでザックにくくりつけていた山シャツを着なければならなくなった。伐採で西の展望がい い箇所からは、天気がいいと金剛生駒、いや六甲まで見えそうだが今日は音羽三山・竜門岳までしか見えない。大きなブナの木を鑑賞して938mポイント、通 称船峰(小天狗)に到着。

大天狗岩を巻く 振り返って大天狗岩を見る

 ヒメシャラとブナの多い道を進み、やがて滑落しないようにロープを持って岩の右を巻くように進む箇所に出た。どうやらここが大天狗岩のようだ。通過して振り返ると案の定大きなーがあった。右↑の画像がそれだがイマイチ迫力が伝わってこないのが残念だ。

リョウブとアシビが多い 桃俣へ下りる分岐

 前方に高見山の姿が近づく。足元に咲くバイカオーレンの花を見ると天狗山に立つ。前日に別の山仲間から、ここから桃俣に下る箇所の画像が欲しいと頼まれ ていた。探してみるがそんな道は無い。山頂から下り鞍部に立つと、なんと見つけ難い左後方に、↑の画像にあるような表示板が倒れていた。これでは反時計回 りの縦走なら見つけられても、我々のような時計回りでは見落とすに違いない。

曽爾・室尾の山々を見ながら昼食 三峰山への分岐と三峰山(中央奥)

 正午が近づき前から「腹へった〜」の声が聞こえてくる。そこで馬酔木の白い花があちこちに咲き東側が開けた箇所で昼食を取った。鎧・兜から三峰まで、曽 爾室尾の山々が一望できるこの箇所は、全ルートの中で昼食には最高の場所だった。ここから直に三峰山・請取峠への分岐に到着だ。高見山から三峰山まで縦走 した友人の兵が何人か居るが、私には絶望的な遠さに思えた。

高見山頂の祠を確認 大崩落箇所の上を通る

 ヒメシャラやリョーブの木を中を行くと今日はじめて登山者に出会う。二人連れは「天狗さんを過ぎて直ぐに平野に下りる」と言う。そんな道があることをは じめて知った。さて、いよいよ有名な高見山の山抜け(大崩落)の上の通過だ。恐る恐る上から下を覗き込むものの痛々しい程の崩落に驚く。砂防工事箇所が下のほうに 見えたが、上部ではあまりに急な傾斜のため成す術がないようだ。

歩き初めて4時間半経過 辿ってきた尾根を見る

 そろそろ足に疲労感を感じるようになった。そういえばもう4時間半も歩いている。長い歩行が物語るように、右後方には今朝から辿ってきた高見北尾根が望める。こうやって見ると達成感を覚える。

山頂はもうすぐ 平野集落の桜はただいま満開

 山頂の祠が徐々に大きく見えるようになってやっと高見山に到着。周囲の景色に何か違和感を覚えるのは雪が無いせいだ。雪の白色がない山頂に、いつもの高 見山でないような気がしたのは私だけではないようだった。360度の展望を楽しんだ後は、平野へ向けて下山だ。6時間半の縦走を終えてたどり着いた平野集 落では、満開の桜がゴールを祝福してくれているようだった。
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