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コバルトブルーの空と霧氷の高見山
山行日 | 2005年12月25日 |
地域 | 北部台高 |
標高 | 1428.9m |
天候 | 快晴 |
コースタイム | 平野「たかすみの湯」8:55---杉谷分岐10:25---11:30高見山山頂12:50 ---13:15杉谷分岐---14:30平野「たかすみの湯」 |
大和上市駅に8時に集合した3人は車で東吉野へ向かう。23日に降ったという雪は、木津(こつ)トンネル手前で路肩に見られるようになり、トンネルを抜けると途端に路面が白くなった。大阪ナンバーの車がタイヤチェーンを巻こうと、車線を塞ぐような形で停車してしていてぶつかりそうになった。
いつもは杉谷集落に車を置いて登るのだが、今日は久しぶりに平野集落から登ることにして、邪魔にならないように「たかすみの湯」駐車場の片隅に車を置かせていただく。 橋を渡り民家の前を通ると直ぐに山道に入った。いきなり雪の残る階段の道となるが、アイゼンを着けるほどでもない。谷沿いの道を進めば樹齢千年とも言われている高見杉の巨木が現れる。ここでMさんから頂いた甘いミカンはとても美味しかった。
尾根に出ると左手、樹木の間に真っ白な雪を戴いた高見山の姿が見える。空には雲ひとつないので、今日は綺麗な霧氷が見られるのは約束されたようなものだが、あまりにも天気が良いので山頂に着くまで溶けないのを祈るばかりだ。
右に杉谷集落からの道と合流するようになると途端に雪も多くなる。上からはアイゼンを付け、ピッケルを持った人たちも降りてきたが、我々3人はアイゼン無し。しかも暑いので帽子も着ずに手袋も付けずに登る。雪も深くなってきたようで、下山者とすれ違おうと道を譲ると、ズボッと膝上まで雪の中に入ってしまった。
枝が雪で垂れ下がったお陰で、トンネル状になった道を腰を屈めて進めば、右手に展望が広がる。大普賢岳を始め伊勢辻山・国見山・桧塚・迷岳が綺麗だ。山頂も近くなると後方には音羽三山や金剛山・葛城山はもちろん、左手は曽爾・室生の名だたる山々が一望だ。 空はかって見たことのない完全なまでのコバルト色で、NさんやMさんからは「綺麗・素晴らしい」の言葉が上がる。あまりにも霧氷のホワイトと空のコバルトブルーが作るツートンカラーの世界が綺麗で、山頂からの周囲の山々の展望を楽しむのを忘れた程だ。
好天のせいで今日は比較的暖かいものの、それでも時折冷たい風が吹き抜ける。そこでそれを避けて避難小屋の中で昼食を取ることにする。今日のメニューは豊富で、Mさんからは手羽先の南蛮漬けにスモークサーモン。Nさんからはイカやワカメの珍味にシュウマイにウインナ、そしてしいたけやエノキの入った湯豆腐だ。私が持ってきたものといえば、今朝暗いうちから畑で採ってきた春菊くらいのもの。 腹いっぱいになるまでたっぷり1時間以上もかけてお昼を食べていると、ラーメンをすする周囲の登山者から、羨望と好奇の入り混じった視線が背中に突き刺さった。 |
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