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天女の舞
山行日 2015年2月9日
地域 大峰
標高 1518m
天候
コースタイム 9時間(4名・休憩含む)

 ←天女の舞から
 雪雲がかかる観音峰方面を見る

弥山へ向かう栃尾辻の先の場所には、それはそれは綺麗な雪原が広がる地があるという。その地は誰がなずけたか「天女の舞」という。

超寒かった昨日の2月9日(月)に行ってきましたが、この冬最大という寒波襲来だとかでなかなか手ごわい山行でありました。

熊渡から川迫川を見る カナビキ尾根の登り

YちゃんからLINEでメールが。
「9日、山に行こう?」
「いいよ。でも寒いし道は凍結していて危ない。山の辺の道でも歩く?」
「じゃあ稲村ケ岳でも?」
「同上」
「薊岳?」
「同上」
「三峰山?」
「同上」
「天女の舞。Yちんの四駆で行くしぃ」」
「了解」

黒滝村どころか早朝の道路はすでに下市町から白いものが。天川村に入ると完全凍結しているではありませんか?和歌山からわざわざ厳つい四駆で我が家まで迎えに来ていただいたYちん夫婦に感謝です。みたらい渓谷入り口を過ぎて弥山川入口の「熊渡」に駐車。今日は月曜日なので他に車はありません。準備を整え7時30分に出発です。

栃尾辻から弥山への道に出た 凍てつく樹木

それにしても天川村恐るべし。大淀町では青空が広がっていたのにココでは終始粉雪が舞っています。トサカ尾山と白河八丁を左に見て「カナビキ尾根」を登ると雪の多さにびっくり。気温もここですでにマイナス10度だとか。Yちゃんの髪の毛は白く凍りペットボトルの飲料も完全凍結。

男性二人は交代でラッセルに励むものの、単独と違って4人だと結構時間がかかり撤退の二文字が脳裏をよぎります。栃尾辻からの道に合流する急斜面ではあまりの雪の深さに、まさに一歩進んで一歩下がるという感じでした。足の短いAちゃんを最後尾にしますが降り続く雪で彼女のフリースはまるで雪達磨状態。Yちんに至っては手が凍傷するのではないかと心配しています。

稲村ケ岳方面に展望無し 1518mのピーク

「カナビキ尾根」を登り切り弥山への道に合流すると四人はもうヘトヘト。疲労と寒さでスノーシューを着けるのさえ力が入りません。なんとか12時半に1518mピークまで来ましたが、Yちゃんはあまりの雪の多さに何度も足が攣ってリタイア寸前。「もうここまででエエわ」と弱音を吐く始末。「天女の舞」を目前にしてここで本当に撤退か??

そこで私はひとりだけで少し先へ進み皆から見えないところで後ろを向いて大声で「着いたよ〜」と嘘。ここから目的地までまだ100mも先でしたが、先に見える樹木のない白い斜面を前方に見た途端、皆は疲れなど吹っ飛んでいました。

天女の舞にて 同左

青空こそ望めませんでしたが広大な雪原の斜面に4人は大感激です。うっすらと雪原の先に見える観音平を指差し教えると、Yちゃんはこの地がどの位置にあるかを理解し、足の攣りの痛みなどどこかへも吹っ飛んだ様子。凍りつきそうな寒さの中で昼食を摂るのにためらいがありましたが、折角鍋の用意をして重い荷物を運び上げてくれたので頂くことにしましょう。そして本当に身も心も温まった、湯気の上がる美味しい「トマト鍋」。最高でした。Aちゃん本当にご馳走様でした。

「カナビキ尾根」を下り白河八丁入口まで戻ってくると、あとは1時間弱の林道歩きで車を置いた熊渡に到着です。余裕が出た我々はここでコーヒータイムを取ります。チーズケーキにブラウニーを片手に、久しぶりに心から美味しいと思えるコーヒーを頂きました。

同上 ルート図

朝7時半から登りはじめ下山したのは4時半。9時間も極寒の中にいたのですから、凍てついた体を解凍するのは容易ではありません。ゆっくり、特にゆっくり体を温めなければ帰宅など不可能。そういう中、立ち寄ったここのお湯。本当にイイ泉質でございました。



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