山行日 | 2006年6月4日 |
地域 | 福井 |
標高 | 1307m |
天候 | 晴れ |
コースタイム | いこいの森奥林道終点駐車場6:00---大滝6:45--- こつぶり山7:50---7:55ミズバショウ群生地8:20--- 8:40取立山9:00---10:00駐車場 |
例年、水芭蕉の見ごろはゴールデンウィークから5月中旬とのこと。しかし今年は雪が多かったと聞くので、うまくいけばまだ見れるかもしれないと思い、車を走らせた。何度か白山へ向かうのに使った道なので迷うことはない。国道157号線を走り、右に「勝山市東山いこいの森」と表示のあるところで右折して林道に入った。
まだ早朝ゆえ駐車中の車は数台だ。出発準備をしていると、地元のおじさんが乗った軽自動車が登ってくる。山菜取りかなと思っていたら、駐車場入り口に停めておじさんは料金500円を集めに来た。花の情報を聞くとやはり今年は雪が多かったのでまだ見頃だとのことだ。それにしてもシーズン中、この駐車場は超満杯となり、車はずーと下の方に停めて歩かねばならないと聞く。今日もこれから続々と車が来るだろうから500円コインが大量にこの車に積まれるはず。下山時この車のタイヤがその重さでどれくらいヘコんでいるか楽しみだ。
チゴユリ・スミレ・ユキザサの咲く水平道を進めば、右手に綺麗な花が数本あった。名前が思い出せない。咲いている数を数えて見る。1・2・3・・・・・・・・「なんだたった3かよぉ」 そうだサンカヨウだ。
左下の谷から沢音がするのでのぞき込んで見たらまだまだ雪が多く残っている。その沢音が一層大きくなってきたら、左手に落差40メートルという迫力のある大滝が現れた。ここだけひんやりした空気が漂っている。道もあり、思わず滝のほうへ進もうとしたが、登山道はそちらではなく、手前右側にある小さな沢を登らねばならないようだ。しかしその沢は急で、スリップすると危険なのでロープがある。
大滝上部に出て沢沿いに進めば、やがて右後方に取立山の姿を見ながらのジグザクの急登となる。まもなく尾根にでると細い道がまっすぐ続き、その先にはこつぶり山らしきピークがある。木陰のない道なので、日差しは容赦なく肌をジリジリと焼く。しかしなぜか周囲の山々がスカっと見えるという快晴ではないので、今日は展望は諦めなければならないだろう。ナナカマドを見ながら快適な道は嬉しいものの、立ち止まって休憩しようものなら虫が体にまとわり付く。ブヨもいるようで先ほどから手足が痛い。おでこも痒いので触ってみたらなんと、何時刺されたのか3ヶ所も腫れていて驚きだ。
こつぶり山の山頂は伐採されていて展望が利くようになっている。しかし今日はあまりよくない。白山はなんとか見えたがカメラでは確認できないだろうと、撮影は諦めた。ゆっくり休憩したいのはやまやまだがブヨが怖く足早に進むことにした。やがて取立平の表示があり、左手に人が侵入できないようにと、トラロープがある。さてはここが水芭蕉の群生地か?早速左手に進むとなにやら白いものが見える。なんと私にとって初めて見る水芭蕉ではないか。しかしその姿は盛りを過ぎたようで半分倒れかけたりしたのもあってみすぼらしい。
しかしもっと先へと進めば右手に雪も残っていてその雪解け水が流れ込んでいる。ここはまだ小粒で瑞々しい水芭蕉もあって感激だ。早速バチバチとカメラに収める。20〜30分かけてゆっくり鑑賞した後。いよいよ取立山へ向かう。避難小屋を過ぎて目の前に見えるその取立山に向かって進めばれば、タムシバやツツジの花が綺麗だ。前から来た見覚えのある3人組の登山者は、私が登山口を出発したとき、ちょうど出発準備中の人達だったようで「又お会いしましたね」と挨拶すると「サンカヨウはありました?」と私に聞く。「大滝コースの登山口近くにありましたよ」と返事したが、彼らには水芭蕉同様、サンカヨウも見たい花のようだ。
山頂でうっすら見える経ケ岳・大長山・白山を見ながら大休止だ。20分程度の休憩の間も続々と登山者が登ってくる。下山し始めるとその数はもっと多くなり、本当にこの分だと駐車場は満杯ではないかと思えるくらいだ。案の定10時に下山すると、2箇所ある駐車場はほぼ満車状態。先ほどのおじさんは車の横に椅子を置いて座っていたものの、ホクホク顔だったのはいうまでもない。 |
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