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空木岳
山行日 2013年8月4日〜5日
地域 中央アルプス
標高 2864m
天候 4日曇り 5日雨
コースタイム 登り5時間半 下り4時間半
以前から登りたかった「空木岳」。先月山仲間3人で登る予定だったが現地の悪天候で中止に。そして昨日の日曜月曜の二日間で別の山仲間と今度は二人で登ってきた。
池山林道終点から登った 朝焼けの南アルプス
早朝4時に着いた池山林道終点からは朝焼けの南アルプスが見える。準備を整え朝食を食べて5時過ぎに出発。
水場
急でなく歩きやすい登山道を進めば1時間ほどで池山避難小屋のある水場に着く。道は徐々に傾斜を増し始め、飛び出した尾根で大休止。今日は日曜なので多くの登山者が下りて来る。
大地獄・小地獄 空木平避難小屋への分岐
そして歩き始めて3時間足らずで大峰の大普賢岳を思い起こさせる、鎖や梯子や鎖の難所となる。ここが大地獄・小地獄とよばれる難所のようだ。シモツケソウやヤマハハコやハクサンフウロやハクサンシャクナゲを見て急登をこなせば避難小屋のある空木平への分岐に出た。
山頂を望む 砂礫にイワツメグサ
このあたりからから森林限界を抜け前方に大きな駒岩や空木岳山頂が望める。砂礫地の咲く小さなイワツメクサが可愛い。さぞかし明日の下りに使う空木平の下山道では沢山の花にめぐり合えるに違いない。
下界を見下ろす 駒石
振り返れば駒ヶ根の町があんなに下の方に見える。駒石を過ぎるといつの間にか右手の檜尾岳に続く檜尾尾根手前の谷からガスが昇ってきた。
ホシガラス 小屋が見えた
尾根の先に駒峰ヒュッテが見えてきた。順調なペースで歩いてきたのか小屋到着は10時半だ。小屋番が不在だと思ったら今が交替の時間のようでしばらくすると「交替の小屋番です」と鬚の男性が入ってきた。
これなら日帰りは充分可能?!でもザックにはウィスキーにバーボンにおつまみ多数。これじゃ泊まらなしゃーない。
駒峰ヒュッテ 山頂から見たヒュッテ
小屋に上がりこみテーブルで昼食のラーメンを作るご夫婦は昨日宿泊したそうで、なんとこの小さい避難小屋に50人弱の宿泊者。おかげで超満員だったとのこと。でも今日はゆっくりできるはずと(案の定今夜の宿泊者は6人)。不眠の運転による睡眠不足の解消のため2時間ほど小屋で昼寝をさせていただく。本当ならもっと寝ていたはずだが私を目覚めさせたのは下から聞こえる大きな声の関西弁だ。階下に行き「こんにちわ」と話すと、その方が私の顔を見て何か思い出した様子。「最近ホームページ更新してませんな・・・・・・・・」向こうは私の事を知っているようだが、あの方は一体誰?逃げるようにして「まだ山頂に行ってませんので・・・・・・」と言い、13時半から歩いて10分ほどの山頂に向かった。
ヒュッテのテラスから さあ飲むぞ!
ここは北の木曽駒ケ岳や、南にある南駒ケ岳や越百山への縦走路になっていて、鋭く険しい岩尾根が南北に続いている。山頂から避難小屋を見下ろすともうそこまでガスが迫ってきている。早く下りよう。
小屋に戻り、ザックからアルコールを出してきて三の沢岳や木曽駒ケ岳や宝剣岳を見ながら二人で乾杯。後で大きなザックの単独のニイチャンも加わって宴会が始まった。余り飲まない山仲間も山小屋前での宴会は特別で、下界のソレとは違って大好きだという。
今あの山頂きに立って来たという高揚感が残る体で、知らない人だが山を愛する気持ちがひしひしと伝わる人達と山談義に花が咲く。本当にエエもんです。手前に見える尾根は熊沢岳に檜尾岳。あの檜尾岳周辺で先日韓国人ツアーの団体が亡くなられた記憶もまだ新しくそっと黙祷をささげた。
チングルマ ハクサンチドリ
一晩中小屋の屋根をたたく強い雨の音が続いた。昨日帰っておけばと後悔したが、長年憧れていた空木岳を日帰りで登るには忍びなかった。
お陰で昨日は美味しいお酒が飲めた。朝からのカッパを着ての歩きは辛いが、それも下山までわずか4〜5時間の辛抱だ。
ニッコウキスゲ ホタルブクロ
空木平避難小屋へはお花畑の中の道だ。乏しい知識の私でも10種程度花の名前を上げられる。
小屋手前で赤いツェルトを発見。どうやら中に人がいるようだ。後で分ったがこの人物は昨夜のニイチャンだった。避難小屋までもうあと僅か200〜300メートルという所で豪雨に遭遇しこのツェルトで夜を明かしたそうだ。「もうちょっと飲んで行きぃ」の我々の言葉が彼には仇となったようだ。
4時間半かけて下山。こまくさの湯に立ち寄り汗を流し、ソースカツを食べて帰ってきましたとさ。




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