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標高	山ノ神ノ頭　1099.1ｍ　馬ノ鞍峰　1177.8ｍ
地域	台高
山行日	2004年11月21日
天候	晴れ
メンバー	6名
コースタイム	三之公　明神出合6：45---茸股の分岐8：20---8：55山ノ神ノ頭9：10 ---父ケ越9：24---地池越9：57---（この間30分昼食）--- 12：14馬ノ鞍峰12：35---14：05明神滝14：30---15：00三之公　明神出合

地図

先週に続いての馬ノ鞍峰は、山岳会の仲間6人で山ノ神ノ頭を経由し、台高縦走路を北へ歩いての長丁場だ。奈良市内から来る友人には朝早くの集合で申し訳なかったが、川上村道の駅に6時に集合し、夜が明けて間もない三之公川沿いの道を終点まで向かった。 　明神出合には先着の車が3台あり、単独の登山者は今ちょうど馬ノ鞍峰へ向けて出発したようだが、我々は明神谷にかかる橋を越え東屋の後ろから尾根伝いに急な登山道を登る。左右はシャクナゲの林でしかも急登。早朝の体にこの急坂はきつく皆フウフウ言う。 　あまりルートが明確ではないと思っていたが、道もしっかりしていてテープも多く安心する。それでも904ｍのピ−クからは少し難しそうなので、私は1/25000の地図とコンパスを手に持っての歩きだ。Ｍちゃんからいただく甘い栗羊羹の味は格別で、これで急な坂もまだまだ頑張れそうだ。 　7：30　773ｍのピークを過ぎるとこれよりやせ尾根歩きとなる。右手の大台ガ原へ向かう稜線からちょうど朝日が差してきた。目の前に小さなピークがありこの上を踏むと、尾根が右に続いていて赤いテープもあったのでこのとおり進む。ところがこれが間違いで、左にあるわかりにくい尾根にルートを修正した。 　これよりアキレス腱を目一杯伸ばし、両手を使っての急な登りが始まる。次に現れた904ｍのピークでは手前でテープどおり右を巻くと、またもや違う尾根に入ってしまった。8：20左手に下から登ってくる道が現れる。ここが茸股（きのこまた）の分岐のようで、明神滝方面から来るとここに出るようだ。 　ここからは見事なブナの巨木の道となる。その大きさと高さに驚き、何度も立ち止まりカメラを取り出さなければならない。左後方には白髭岳が見え、773ｍのピークでセットした高度計がちょうど1100ｍを指すと案の定、山ノ神ノ頭に到着だ。 　昼には早いので山頂でミカンやチーズやクラッカーでスタミナ補充した後、記念写真を撮って出発。いきなりはじまったシャクナゲのトンネルをくぐって進むと左から強く吹く風がとても冷たい。帽子も押さえないと飛ばされそうになる。 　父ケ越の表示のあるところでは木々は完全に落葉していて、冷たい風とあいまって初冬の雰囲気さえ漂う。読み方の分からない地池越というところを過ぎた場所で今日何回目かの休憩をとるものの寒くて仕方ない。 　一転して穏やかな景色となり左右に舟形地形を見ると、ここが地図にあるキャンプ適地の箇所のようだ。馬ノ鞍峰から来たらしい単独の登山者と出合う。服の色からみてどうも我々が出発時、同様に馬ノ鞍峰に向けて出発した人らしい。ここで出会ったということは、ここがちょうど中間点かと思う。昼も近づいたので30分昼食休憩を取った。 　続いてテント泊縦走の大きなザックを担いだ6人と2人のグループと出会った。明日夕方にでも大台ケ原に到着するのだろうか？「がんばってね」と声をかける。しかし数えくれないくらいのピークを下りては登り、登っては下りるこのコースの縦走は私は絶対御免蒙りたいものだ。 　馬ノ鞍峰へは予想以上の早い時間で到着した。最年少のメンバーのＹちゃんが、重いのにわざわざビンのまま持ってきてくれたボージョレヌーボーの栓を抜いてまずは乾杯。ここまでくれば後は下りるだけなのでワインも美味い。Ｄちゃんがのん兵衛の私にはたくさん注いでくれたとみえ、結構飲んだがまだまだカップに残っている。寒い風もなんのその、山頂で飲む新酒ワインの味は格別だった。 　これよりは先週に歩いて記憶も新しい道なので安心だ。快適に下って休憩していると後ろから見覚えのある囲炉裏メンバーのＴさんとOさんが下りてきた。今日は沢ではなくて馬ノ鞍峰から尾根伝いに北へ歩いてきたそうだ。 　明神滝では時間の余裕もあって、滝つぼの横でゆっくりコーヒタイムを取った。Ｎちゃんのザックからは各種紅茶やお茶のティーバックにドリップのコーヒーやスープが出てきて何を飲もうか迷うくらいだ。 まもなく下山という木の橋でＤパパがスリップ。お尻を強打したかと思ったが、手に持ったストックの上に座ったそうでダメージは少なかった模様。ただしそのストック、山用のそれではなくスキーのスーパー大回転の形状をしていたのは言うまでもない。

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