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山ノ神ノ頭
標高 1099.1m
地域 大台
山行日 2005年5月29日
天候 晴れ
コースタイム 7:00明神出合---9:30山ノ神ノ頭山頂10:00
キノコ股谷への分岐10:30---12:45明神出合

昨年の秋に行った山ノ神ノ頭を今度は青葉の頃に登ろうと、ネット仲間16人で山頂へ向かう。林道終点に車を置き、左手にある馬の鞍峰への登山口にあたる階段ではなく、今日は右手の沢にかかる小さな橋を渡る。研修用に使うという立派な東屋の奥にある登山道に入ると、急な登りが始まった。早朝からのいきなりの急坂に全員がフウフウと肩で息をする始末。まだ10分も経つか経たないうちに休憩を取らねばならない。
そろそろ出発しましょうか? こんなところに窟が
小さなピークを越えるとあとは尾根歩きだったと記憶していたが、それが大きな勘違いで何度か急な登りがある。それでも数箇所はトラバースする巻き道もあって、テープ通り尾根を直登する仲間を横目に、私を含め数名が巻き道を進む。すると左に大普賢岳の笙の窟風の岩場があったりして仲間から歓声があがった。まさかこんな岩があるとは思わなかったらしい。ここは昨年少し迷ったところだが、以降テープが付けられたのかそんな心配は無かった。
巨木に驚く まもなく山頂
同様に舟形地形になっていてしかも尾根も広く、迷いやすかった場所も今日はしっかりとテープがあった。後で分かったことだが、某山雑誌にこのコースが紹介されたとのことで、きっと登山者が増えたせいだろうと思われる。それにしても大きなブナやミズナラなどの木々の美しさとその太さはどうだろう?何度も立ち止まって見上げ、幹に手を触れる。珍しいエヌの形をしたヒメシャラの木を見つけた皆はそこに座ったり、後ろに立ったりしてシャッターを押す。シャクナゲの花は終わりと見えて無残な姿をしていたが、山頂に近づくにつれて山ツツジやシロヤシオがまだ残っていた。
山頂直下 急な下りは滑るので怖い
山頂では樹木が多く展望は望めない。時間も早いので昼食はとらず記念撮影だけで下山することにしたが、メンバーのうち3名は馬ノ鞍ノ峰まで縦走してカクシ平経由で降りるという。安全を約束してここで分かれた。

前回の登山時に確認しておいたキノコ股谷へ下りる分岐で、今日は右折してその谷へ下りることにする。最初は普通の道だったが、そのうち徐々に急な斜面となって危険度が増す。これでは全員が無事に下れるかな?と思ったがもう引き返せない。テープもまばらでルートが難しいが、とにかく沢に添って大きな岩を越え、ザレ場を渡る。細く深い谷にある沢の道なので、この時期そろそろヒルが心配になる。時々恐る恐るズボンの裾をめくってチェックする私だ。
これは怖い、見よこのヘッピリ腰 倒木を利用した道
前から大きなワンちゃんを連れたファミリーが来た。なんとここまで2時間以上ももかかったという。沢にかかる細い1本の丸太の上をサーカスよろしく渡れば、今度は大きな倒木をそのまま階段風に加工したその上を進む。目の前に現れた大きな岩を前にして、どこを越えようかと悩む。最後は深い谷にかかる怖い橋だ。まるでアドベンチャー映画のようだと苦笑する。
この吊り橋もなかなかスリルがある 右にいる人で石の大きさが分かる?
やがて右からの沢と合流する地点に来た。ここを右へ進むと明神滝に出るはずだが、これから先は通行止めとなっているし、ルートも分からないので左に折れて沢沿いに進む。突然目の前に、大勢の若者の団体がいて驚く。遠足でこんなところに来るわけでもないしと思いながらも、沢を離れ、馬ノ鞍峰からの下山道に出ると、またも30人ほどの学生さんの団体とすれ違う。聞けば大学で設計の勉強をしている学生さんとのことで、研修でこの森を見学に来ているのだということだ。そういえば先ほどの団体の中に、川上村紹介などのテレビ番組では必ず登場するという、名物おじさんの「○谷」さんや数人の村の職員さんもいた。

下山した三ノ公林道終点の駐車場は、まだ陽も高くのどかな雰囲気が漂っている。我々の車の横には杉の湯と書かれた川上村所有のバス2台と役場の四輪駆動車が停車していて、バスの運転手さん2名が水量が少なく細かい石ばかりの三之公川を背にし、ガードレールに寄りかかって談笑していた。


一緒に行ったpanaちゃんの報告
同じくHAMAちゃんの報告
同じくどんかっちょ!さんの報告
同じく郭公さんの報告
同じくDOPPOさんの報告
同じく森の音さんの報告
同じくmilionさんの報告
同じくピッケル君の報告

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