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山名 養老山・小倉山
山行日 2006年5月3日
地域 養老山脈
標高 859m
天候 快晴
コースタイム 養老公園駐車場11:35---養老の滝11:55---
(12:40〜13:05まで食事)---三方山13:25---
小倉山13:55---養老山14:10---小倉山14:30
---養老の滝15:30---15:50養老公園駐車場

ルート 地図

 養老公園駐車場に車を置いて登るものと思い込み、ここに車を置いたおかげで20分あまりも、滝を見に行く大勢の観光客の間を縫って歩かなければならなかった。

養老公園駐車場は満車 大勢の観光客がいた養老の滝

 モミジの新緑が作る鮮やかなグリーンのトンネルの下を歩く。ツルニチニチソウやシャガの花が土産物を売る店の横に咲いている。やがて滝音が聞こえてくれば、たくさんの観光客が写真を撮る養老の滝だ。その養老の滝を左に見て売店の横を上がると、登山には便利な登山口駐車場があった。ここへ車を置けば良かったが今となってはもう遅い。この駐車場にある売店でソフトクリームを購入し、駐車場備え付けの登山届けを提出し、いよいよ登山開始だ。夫婦が上に座って食事を取る堰堤を左に見て、小さな沢を渡ればすぐに、道端でスミレがたくさん咲くジグザグの急登が始まった。

堰堤横から山道に入る 急登をこなすとこんな道になる

 時間はまもなく13時になろうとする。登山道の途中にあったベンチでチャンポンの昼食を取ったが、わずか20分あまりの間にも続々と山頂方向からは登山者が下りてくる。意外と子連れが多いように思うのはそれだけ登りやすいということなのか。尾根道を行けば、先ほどの喧騒が嘘のようにのどかな初夏の山歩きとなって、なぜかうきうきする自分がいる。足元に咲く可憐なイワカガミの画像をカメラに収めると今度はリョウブの木が醸し出す、いい雰囲気の道となる。

三方山から濃尾平野を見る 小倉山山頂案内板

 分岐に出て左に取れば、そこは濃尾平野を見下ろすことの出来る格好の展望ポイントである三方山山頂だ。多少霞んではいるものの、揖斐川・長良川・木曽川の木曽三川はもちろん名古屋市街まで見渡せる。この展望だけでも充分なのに、この先の小倉山山頂はもっとすばらしいと聞く。後着の片手にカメラだけ下げた単独おじさんは地元の人で、いい天気の日は欠かさずここに来ると言う。うらやましいものだ。

小倉山から見た養老山 小倉山から霊仙山

 しばらく展望を楽しんだ後、分岐に戻り10分余り歩けば右に旧牧場(笙ケ岳)から来た道と合流する。ここは笹ガ原と言われる通り、これより先は樹木より笹が多くなる。目の前に小高いピークがあり、どうやらあれが小倉山のようだ。雨でも降ればどろどろになると思われる階段道を登ると、やっとそこは数人が休憩する小倉山山頂。柴犬を連れた単独者が私に話しかける。「前にも合いましたよね」と。そうです3月に鈴鹿は竜ケ岳で合った、あの人懐こいワンちゃんとその飼い主なのでした。

小倉山と養老山の鞍部から養老山を見る 養老山山頂付近に咲くカタクリ

 小倉山山頂は抜群の展望で、遠くに白く見える山は御岳に白山だ。東屋まで移動すると大きな霊仙山と、その左に竜ケ岳が見え、目を凝らせば琵琶湖や比良の山々も見える。そういえば来る途中ですれ違った時、話した軽装の単独女性は「養老山へは行かず、小倉山のピストンだけです」と言っていたが、この山頂にいる人の話でも養老山はイマイチ展望がよくなく、ここで展望を楽しむ方がいいとのこと。目指す養老山はあの山だと教えてくれたが、ここまできて養老山をパスするわけにゆかず先へ進んだ。

   
養老山山頂 イワカガミ

 キランソウとアセビの間の道を進めば、このあたりのツツジはまだ蕾のようだ。木々の先に見えるタムシバの白い花に目を取られていて気づかなかったが、足元には数は多くないもののカタクリの花があるではないか?私にとっては今年初めてのカタクリなので嬉しく、つい立ち止まって何枚もデジカメで撮影してしまう。泥で汚れた笹の中を少し登ると三角点のある養老山山頂だ。

 下山予定時刻4時と書いた登山届けであったが、3時半前に無事下山した旨の丸印を付けて、またも(親孝行なきこりが山中で見つけたこの滝の水が、実は自分の老父の大好きなお酒で、これを飲んだ老父はすっかり若返ったという伝説の)養老の滝の横を歩く。あ〜〜、私もよく冷えたビールを早く飲みたい。
      
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