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先週に南の川上村中奥から登った峰山（ムネ山）を、今日は北のジョウブツ山から登ることにした。 麦谷林道終点登山口 バイケイソウを踏まずに歩くのは難しい 　東吉野村のやはた温泉を過ぎてから右折し、麦谷林道を延々登って最高所にあるNTT中継アンテナ入り口用ゲート前の広場に車を停めた。脇には「瀬戸地蔵すぐそこ」の看板がありその下に「峰山登山口」の表示があった。 ジョウブツ山山頂と三角点 快適な尾根には林道が平行している 　小さなブロック製の祠に祭られた、お地蔵様にお参りしてからジョウブツ山へと向かうものの、葉を出し始めたばかりの瑞々しいバイケイソウが一面にあって、それを踏まずに歩くのは至難の業だ。大台ケ原へと続く台高ルートを左に、ゆるやかな坂道を登ればまもなく三角点のあるジョウブツ山山頂に到着した。 両仏山西峰最高点とあった �ｰ山 　NTTの中継局を右に見て、南下すれば6〜７人が横一列に並んでも優に歩けるくらいの広い道となった。直にテープどおりにその広い道から左の尾根に入れば、小ピークを越えて尚も南へ進む。フラットで快適で分かりやすい道なのに、これでもか？というほどテープ多いのには驚く。やがて�ｰ山に到着だ。 巻いて降りてきた�ｰ山の�ｰ 見よ！この素晴らしさ 　ここからは激下りとなる。しばらくすると行く手は（この山名の由来なのかも知らないが）�ｰとなり進めなくなる。どうしようかと考えていたら左にテープがあってちゃんと巻き道があるようだった。さほど高くないものの垂直な岩の壁を振り返って見ながら、平坦な場所に降り立つとまたもや林道に出る。ひょっとすると先ほどの林道がここまでつながっているのかも知れない。 井光集落の奥に大所山 1210ｍピーク（左）と�ｰ山を振り返る 　そしてすぐにまた左の尾根道に入るとやがて、小さなピークに立つ。どうやらここが1210Ｍのピークのようだ。右下には先週も見た井光（いかり）集落が見え、その奥には大所山や山上ガ岳が見えている。風が冷たくなってきて、ここでウィンドブレーカーを着る。強い風が原因で桧の幹が擦れるせいか、どこからかキーキーと気味の悪い音が聞こえてきた。 これが天狗岩か？ 切れ落ちた崖 　先週引き返した地点である見覚えのある鞍部まで来ると峰山は近い。相変わらず天狗岩が分からず適当にこれかと思って撮ったのが左上の画像。多分下の中奥集落の奥の方から見れば、私が歩く尾根の下方が天狗岩と称せられる絶壁の岩場となっているのかも知れないと勝手に決め込む。 サムネイルです 終始素晴らしい尾根歩きだった ジョウブツ山付近から見たパノラマ 　足元に白い花びらを見つけて見上げればタムシバの花で、絶壁の下にも点々と見られた。そして最後の急登をこなして峰山（ムネ山）に到着だ。ここでピストンすることにした。 　春の日差しを浴びながら快適な尾根歩きはなんとも心地よかった。今日は誰一人の登山者とも会うことが無かったが、この快適で素晴らしい道はやがてブレイクするに違いない。

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